ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 市立加西病院トップページ > 診療科・支援部門 > 診療部 > 循環器内科 主な検査

本文

循環器内科 主な検査

記事ID:0003440 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

 基本的検査(心電図、レントゲン、血液検査、尿検査)のほかに下記のような検査を施行しています。

理学的検査・超音波検査

 【中央検査科】生理機能検査

1.ABI(四肢血圧脈波検査)

 四肢の動脈の圧を同時に詳細測定し、血管の固さ、血流が十分かどうか、動脈に狭窄や閉塞がないか、血管年齢を推定し、全身、特に心臓や脳の血管の硬化がないかを調べます。20分程度仰向けになり、血圧や心拍を測定するだけですので、安全な検査です。
  最近SPPと言って、足の甲や足の裏の皮膚の血流の弱い圧を図る検査が可能となり、重症の下肢虚血の方が細やかに管理できるようになりました。

2.心エコー図検査

​ハイエンドエコー装置の画像
ハイエンドエコー装置

 超音波で患者さんに負担なく心臓の動きや形態の異常、体内の水分の不足や過剰などを調べます。20から45分程度で施行でき、苦痛なく安全な検査です。
 当院では心エコー室に2012年からハイエンドエコー装置(GE社製Vivid E9)を購入し、三次元心エコーも可能となりました。何より院内の電子カルテ端末のどこからでもエコー動画が再生でき、患者様への説明にも役立っております。救急外来に心臓と体表血管検査が可能なエコー装置(東芝社製Nemio)、アンギオ室と心臓集中治療室にGE社製のポータブル心血管エコーを常備しております。24時間心エコー検査が可能です。
 胃の内視鏡のように口から食道へ太さ1センチメートル程度の細長いエコープローブを飲んでいただき心臓の後ろから細かく心臓を観察できる経食道心エコーも可能です。

3.負荷心電図検査

​エルゴメーターの画像
エルゴメーター

運動中または運動後の心電図を記録し、狭心症がないかどうかを評価します。

  • (ア)マスター2段階負荷心電図検査
     平日時間内は毎日施行しています。予約は要りません。
  • (イ)トレッドミル負荷心電図検査
     毎週金曜日の午後に予約制で施行しています。
  • (ウ)エルゴメーター負荷心電図検査
     核医学検査のときに使用しています。
  • (エ)心肺運動負荷試験(CPX)
     呼気ガス分析を併用した運動負荷試験です。運動耐容能、予後指標、心不全重症度などの評価が
     可能です。生活指導や運動処方に役立ちます。負荷は、エルゴメーターで行なっています。

4.ホルター型24時間心電図

 携帯式の心電図記録機器を使用し、胸部に電極シールを貼り、ケーブルを記録機と接続し、帰宅していただきます。翌日来院していただきその間記録された心拍を解析します。不整脈や、冠攣縮性狭心症の診断に参考となります。予約が必要ですが月曜から金曜まで施行しています。結果は数日後に説明いたします。

心臓CT

 【中央放射線科】CT室

​CT装置の画像
CT装置

 当院には64列CT(東芝社製Aquilion CX)が導入され、心臓3D CTの撮影が可能となりました。外来で施行可能で低リスクに詳しく心臓の血管の画像を撮影出来、正確な診断に役立ちます。当院では毎週3から5人程度の患者様がこの検査を受け、より正確な診断につながっております。水曜日と木曜日の午後に施行しています。検査時間は2時間です。造影剤使用量は50ミリリットル程度です。被ばく低減システムがあり、患者様への負担を少なくするよう努めております。

心臓カテーテル検査、各種アンギオグラフィー

 【中央放射線科】血管造影室

 心臓の血管が細くなっていないか、大動脈、四肢、腎臓の動脈に解離や瘤、狭窄、閉塞がないかを調べます。手首に局部麻酔を行い、1.3ミリメートル程度の太さの管を手首の動脈に挿入します。管は心臓や下肢まで届く長さです。管の中に造影剤(レントゲンで撮影できる液体)を流します。その流れ方を見て血流が正常かどうかを判断します。透析をされている患者様では足の付け根の血管(大腿動脈)からカテーテルを挿入します。
 また、肺高血圧症の診断のために肺動脈の血圧を測定したり、急性心不全の場合に時間当たりの心臓の拍出する血液量を測定したりすることがあります。

心臓核医学検査

 【中央放射線科】RI室

 心筋の血流、脂肪酸代謝、交感神経機能を調べます。放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を静脈内に注射します。薬剤が心筋に集積したころに撮影を行います。1回の撮影は20分程度です。狭心症の検査では、注射の際に運動や、血管拡張剤の注射を行い、撮影を午前と午後に2回行い心筋血流の増加具合を調べます。半減期の短いテクネシウム製剤を利用した検査も可能で、心筋の動きも評価できるQGS(quantitative gated SPECT 定量的心電図同期シンチグラフィー)を施行しております。被ばく量が少ない安全な検査です。


ご寄附のお願い
お問い合わせ