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循環器内科 紹介

記事ID:0003437 更新日:2023年4月19日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

診療科について

 循環器内科は、主に心臓病の診療にあたります。また、心臓以外の血管(大動脈、腎動脈、四肢の動静脈、肺動脈など)が狭窄、閉塞する病気も担当しています。
 加西市には当院のほか急性期病院がありません。心疾患は一刻を争う病態に陥りやすく、特に心疾患に限っては救急車からの搬送要請は、なるべく断らないように努力しています。加西市外からの救急搬送では、西脇市、多可町からも多くの心臓救急疾患を受け入れております。そのほか、加東市、福崎町、市川町、神河町、小野市、加古川市北部、姫路市北部からの受け入れもしばしばございます。
 毎週木曜日に循環器内科医と内科研修医が集まり、入院患者の治療方針についてディスカッションを行い、安全で質の高い医療を維持できるよう取り組んでおります。
 循環器内科医は積極的に、院内で講習会を開催し、病院のレベルアップを目指しています。院外の研究会、講習会などにも参加して、新しい知見や技術を取り入れるべく努力しています。

患者さまへ

 胸痛、胸部圧迫感、心臓の鼓動が速い、立ちくらみ、息切れ、じっとしているとどうもないが動くと胸が苦しい、足がむくむときは心臓の病気かもしれません。かかりつけの医師と相談し精密検査が必要であれば、紹介状をご持参のうえ、当院循環器内科へ受信してください。緊急時は紹介状なく直接来院していただくことになるかもしれません。休日、夜間などは来院前にご連絡いただけましたら対応がスムーズです。
 足が冷える、しびれる、歩くと足が痛い場合は足の動脈が狭窄しているかもしれません。放っておくと、歩けなくなることもあります。整形外科では異常がない、または治らないと言われたら、循環器科で診察を受けたほうが良いかもしれません。また、足の血流が悪いということは、全身の血管も老化していることが多く、心筋梗塞や、脳梗塞の前兆である場合もあります。当院では全身の血管の検査をしております。ご相談ください。

近隣の医療機関の方へ

 循環器疾患で精密検査や救急処置の必要な患者様、特に急性心筋梗塞の疑い、心不全増悪による呼吸不全、ショックなどに関してはなるべく対応させていただくよう努めています。

研修(内科専攻医)希望の医師の方へ

 循環器診療の経験豊富な指導医が充実しています。検査、治療手技に主体的にたずさわってもらうことができます。アットホームな雰囲気で楽しく研修しませんか?研修医募集の内科専攻医をご参照下さい。当院は日本循環器学会 循環器専門医研修施設 CVIT研修関連施設です。

緊急治療体制(カテーテル、ペースメーカ、集中治療室)

 心疾患を患うと、しばしば治療が数時間遅れたために、生命を失うこともあります。特に、心筋梗塞、徐脈、心室性頻拍、急性心不全では的確な処置を手早く行わなければ、心停止に至ります。
 急性心筋梗塞の場合は1時間でも早く、カテーテル検査を行い、心臓の血管が詰まっていたら、すぐに再灌流させる必要があります。徐脈では、ペースメーカを留置しなければ、突然心臓が止まってしまうことがあります。心室性頻拍では、AEDなどの除細動が必要となりますし、救命できても後遺症、再発予防のため厳重な管理が必要です。急性心不全は酸素や呼吸器、薬物療法を早急に行い、頻繁に状態をチェックするための集中治療が必要です。24時間心疾患に対応できる病院が当院から10キロメートル以内に一つもありません。特に当院より北方ではさらに少なくなります。
 当院ではこれら一刻を争う心臓救急疾患に対応できる体制を整えております。
 当院には心臓血管外科がございませんので、緊急手術を要する疾患(大動脈解離、心破裂、冠動脈多枝病変、高度弁膜症、特発性心室細動など)は姫路市、加古川市、小野市などの病院と連携して治療を行っております。


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