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DPCについて

記事ID:0003423 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

DPCがはじまっています

平成21年4月1日 より入院される患者さまの 医療費の計算方法が変わっています
~加西病院はDPCによる算定をおこなっています~

 厚生労働省は急性期医療向けに『包括評価(DPC)方式』を創設し、本院も急性期病院として地域医療に貢献するため従来の『出来高払い方式』に替えてDPCを導入しました。
 入院医療費につきましては、病名、手術・処置、合併疾患等によって計算することになります。
 この制度は、適正でより質の高い標準化された医療の提供を目的としておりますが、運用上、患者さまにご不便をおかけすることもございます。ご理解の程、よろしくお願いいたします。

 

全てが『包括払い』になるわけではありません

 下記図のように、入院基本料、検査(心臓カテーテル検査や内視鏡検査は除く)、画像診断(一部を除く)、処置(一部を除く)、投薬(退院時処方を除く)、注射等が包括されます。
 それに、包括診療とならない手術、麻酔、放射線治療、医学管理、在宅医療、リハビリテーション等が医療費に加えられ、請求されます。

出来高払方式から包括評価(DPC)方式への移行の画像

診療内容(薬の量や検査の回数)ごとに、出来高で計算してそれを積み上げて合計する方法 診断群分類別の1日あたりの定額点数からなる包括評価の範囲(投薬料、注射料、入院料等)と出来高評価の範囲(手術料、麻酔料等)を組み合わせて診療費を計算する方法

 

Q&A

Q1.DPC制度とは?

A1.「診断群分類包括評価」制度のことです。
厚生労働省が病名と診断内容をもとに診断群分類を作成し、それぞれに決められた1日あたりの定額医療費により入院料を算定する方式です。ただし、手術料・麻酔料等は包括されず、今までどおり出来高方式で算定します。

Q2.入院するすべての患者が対象になりますか?

A2.大部分の病気が、対象となります。「診断群分類」に該当しない場合は従来通り出来高算定方式になります。また、労災・公務災害・自賠費・自費診療等の場合は、DPC対象外となります。

Q3.DPCで医療費は高くなる?安くなる?

A3.病状の経過や治療の内容により、従来に比べ医療が高くなる場合も、安くなる場合もあります。また、入院日数によっても、1日あたりの医療費が変わる仕組みになっています。

Q4.入院中に他の病気の治療をしたいのだけど?

A4.DPCとは、1回の入院で1つの病気を入院加療する制度です。「1疾病1入院」が原則となります。緊急時を除き、他の病気の診療は原則退院後に行います。

Q5.支払いの方法は?

A5.医療費は、月1回(月ごとの請求(退院時は退院日))の請求をいたします。また、保険診療における経過や治療の内容によって病気の分類が変わったことにより医療費が変動することがあります。月をまたがって入院されている場合は、退院時などに前月までの支払額との差額の調整を行なうことがあります。食事代については、従来通りの金額をご負担いただきます。高額療養費の取扱いも従来と変わりありません。

Q6.DPCの対象になる病気でも、出来高算定してもらえますか?

A6.厚生労働省の定めにより、DPCの対象となる病気は出来高で算定が出ませんのでご了承下さい。

Q7.いま飲んでいるお薬は入院する時どうするの?

A7.現在、服用されているお薬は、入院時に全てご持参ください。

Q8.入院費がいくらかいつわかるの?

A8.従前どおり、退院前日までに概算額をお知らせしていますがDPCより退院当日に額が変更になる場合がありますのでご了承下さい。


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