ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

リハビリテーション科

記事ID:0003539 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 リハビリテーション医療は、立ち上がりや歩行等の基本的な動作の回復を目的とする「理学療法」、着替えやトイレなど応用的な動作の回復を目的とする「作業療法」、ことばや飲み込みの機能回復を目的とする「言語聴覚療法」の3部門から構成されます。

 当院は急性期総合病院であるため、急性期の入院患者様を中心に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が、それぞれの専門性を生かしながら密に連携をとり、さまざまな疾患・障害に対して総合的なリハビリテーションを提供しています。特に、発症・受傷・手術後早期からリハビリテーションを開始することで、障害の程度を軽減するだけでなく、二次的に起こる問題(廃用症候群)を予防・改善します。

 またリハビリテーション科では、病棟カンファレンスの他、NST(栄養サポートチーム)RST(呼吸サポートチーム)褥創対策チームせん妄対策チーム緩和ケアチーム などに参画し、多職種が連携することで、患者様1人1人に適した質の高い医療を提供し、早期に退院・社会復帰できるよう努めています。

 さらに、学会・研修会への参加や定期的な勉強会の実施、学生の臨床実習指導などの教育分野にも力を入れており、自己啓発に努めています。

【スタッフ構成】
理学療法士 9名
作業療法士 4名
言語聴覚士 2名
リハビリ助手 2名
事務員 1名

 市立加西病院

理学療法

 理学療法では、整形外科(大腿骨頚部骨折・人工関節・脊椎疾患など)や神経内科(脳梗塞・パーキンソン病・脊髄小脳変性症など)、内科(心筋梗塞・心不全・肺炎・慢性閉塞性肺疾患など)、外科(消化器系のがんなど)、小児科(脳性麻痺など)など幅広い疾患に対して理学療法を提供しています。患者様一人ひとりに合わせた目標を立て、主に基本動作(寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩く)の獲得に向けて、関節可動域練習や筋力・持久力トレーニング、麻痺の回復、痛みの軽減、呼吸練習、介助方法の指導などを実施し、日常生活活動・QOL(生活の質)の向上を支援しています。また、心臓リハビリテーション指導士や呼吸療法認定士などの有資格者を中心に専門性の高い良質な医療の実現を目指しています。

急性期からの介入

理学療法の画像1

 発症・受傷・手術の後は、ベッドでの安静臥床が必要になります。しかし、過度な安静は様々な合併症の発生や廃用症候群(体力低下など)を招いてしまいます。当院では、医師・看護師との連携によりリスク管理を行いながら患者様の状態に合わせて理学療法を開始しています。ベッドサイドでの運動や座位・立位練習などを可及的早期から実施することで早期離床・早期退院を目指しています。

心臓リハビリテーション

理学療法の画像2

 心疾患(主に心筋梗塞、狭心症、心不全など)の患者様を対象に運動能力の向上、再発予防などを目的に運動療法を実施しています。また、心肺運動負荷試験を受けていただくことで、患者様に一人ひとりに適した運動処方が可能となっています。心臓リハビリテーション指導士の資格を持つ理学療法士を中心に医師、看護師等と連携しながら生活指導(血圧管理、服薬、食事療法など)にも力を入れており、包括的なリハビリテーションを提供できるよう努めています。

チーム医療

 RST(呼吸サポートチーム)褥創対策チーム等に参加し、円滑にリハビリテーションが行えるよう情報共有を図っています。

作業療法

 作業療法では、主に脳卒中や骨折によって動かしにくくなった腕や指の治療・訓練と、病気によって出来なくなってしまった身のまわりの動作(食事、着替え、トイレなど)の再獲得に向けた援助を行います。

 そのほか、入院後の長期安静による筋力・体力の低下(廃用症候群)や、入院という環境の変化による混乱状態(せん妄)に対し、それらの予防改善のため、積極的な離床を促し、様々な作業活動を提供しています。

脳血管疾患リハビリテーション

作業療法の画像1

 『神経発達学的治療』認定資格を持つ作業療法士を中心に、脳卒中による運動麻痺やパーキンソン病などの神経難病による動作の困難さに対して、神経科学を背景とした神経リハビリテーションを実践しています。

骨折のリハビリテーション

作業療法の画像2

 肩、腕、手指のケガに対し、受傷・手術後早期からリハビリテーションを行います。治療方針は、「関節が固まることを予防する」、「固まった関節を動くようにする」、「低下した筋力を回復させる」などです。

 また、定められた期間内は外来リハビリテーションの継続が可能であり、仕事・家事への復帰に向けたサポートを行っています。

チーム医療

 せん妄対策チーム緩和ケアチーム (医師、看護師、作業療法士、薬剤師、心理士・管理栄養士・メディカルソーシャルワーカー)の一員として、回診とリハビリ内容の考案、他のスタッフへの助言等を行っています。

言語聴覚療法

 言語聴覚療法では、脳卒中や頭部外傷などによるコミュニケーション障害に対して、評価・訓練・指導などの援助を行っています。また、摂食嚥下障害(食事の際によくむせる、スムーズに飲み込めない)に対する評価、訓練も積極的に実施しています。

言語リハビリテーション

言語聴覚士の画像1

 失語症(脳の損傷により、話すこと、聞いて理解すること、読み書きすること、計算することが難しくなる症状)や構音障害(発声や発音に関係する器官の運動麻痺など)によるコミュニケーション障害に対し、言語機能回復を目指した発症早期からのリハビリを行っています。同時に、家族など周囲の方々への症状説明、コミュニケーション方法のアドバイスなどの援助も行っています。

摂食嚥下リハビリテーション

言語聴覚士の画像2

 摂食嚥下障害とは、脳の損傷や加齢などにより、食物や水分が上手く飲み込めなくなる障害です。そのまま放置しておくと、肺炎や低栄養、脱水など様々な問題を引き起こします。当院では、『日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士』の資格を持った言語聴覚士が中心となり、摂食嚥下器官に対する運動療法、適切な評価に基づいた最適な飲み込み方法、食事形態の検討などを行っています。

 また、耳鼻咽喉科での嚥下内視鏡検査も必要に応じて実施され、入院患者様の検査には言語聴覚士も毎回同席し、より客観的な評価に基づくリハビリテーションが提供できるよう努めています。

チーム医療

 NST(栄養サポートチーム)に所属し、他職種(医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師等)と連携しながら、入院患者様に対する栄養療法についての評価・検討を行っています。


ご寄附のお願い
お問い合わせ