ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 市立加西病院トップページ > 活動・取り組み > チーム医療 > 栄養サポートチーム

本文

栄養サポートチーム

記事ID:0003561 更新日:2023年4月28日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

栄養サポートチーム(Nutrition Support Team :NST)

市立加西病院栄養サポートチーム活動理念

 加西病院の栄養サポートチームは、チーム医療を有効活用し、入院患者の栄養障害を早期に発見し栄養療法を開始する。
 栄養療法とは、各症例への適切かつ質の高い栄養管理を言い、患者の合併症の減少、全身状態の改善等治癒の促進と日常生活動作(Activities of daily living:ADL)の向上、生活の質(Quality of life:QOL)の改善を目標とした患者サイドに立ったやさしい医療の提供を基本とする。

施設認定

チームカンファレンスの画像

  • 日本病態栄養学会認定 栄養管理・NST実施施設

活動

 毎年活動目標を決め、患者の視点に立った医療の提供が行えるよう活動を行っています。
 当院NSTは、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・言語聴覚士で構成しており、週1回のカンファレンス 回診を行っています。
 平成28年4月より、NST口腔ケアグループが活動を開始しました。口腔ケアグループは、看護師、言語聴覚士、歯科衛生士で構成し、口腔疾患の改善や口腔環境の改善を目的に活躍しています。

連携

 疾患治療の効率化と患者さんのQOL改善を目指し、感染制御チームや褥瘡回診チーム、糖尿病チーム(糖尿病専門医、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)で構成)と連携しています。
 また、加西市歯科医師、歯科衛生士と歯科連携として往診を受けています。

栄養改善を目指して

 入院後、すべての患者さんについて栄養状態を評価します。栄養アセスメント後、低栄養状態にある患者さん、栄養不良を招くおそれのある患者さん、予防的にNSTが介入したほうがよい患者さんを抽出します。また、口腔環境にリスクのある患者さんや、口腔環境を整えることで食欲の改善や誤嚥性肺炎の予防、ADLの改善、QOLの向上につながる患者さんもNST対象として抽出をします。
 なによりも、「口から食べる」「腸を使う」(それができない患者さんには「チューブを使って食事をとる方法」)ことが、人としての自然の形であり、生きる喜びにもつながります。
 他職種、他チームと連携し、介入したすべての患者さんの栄養状態改善を目指しています。

​経口摂取支援

  1. 食事内容の検討
    ​患者様一人一人の疾患や、病状に応じた食事内容、食事介助の方法を検討し、安全に必要な栄養を取って頂けるよう支援しています。誤嚥(食べ物が気管に入ること)の危険性が高い方、入院後に食欲が低下してしまう方等、口から十分に栄養がとれない患者様を多職種でサポートしていきます。
  2. 口腔衛生管理
    ​しっかり食べるためには、口の中を清潔に保ち、口の機能を維持し続けることが大切です。歯科衛生士を中心として、入院中の口腔ケア、口腔衛生指導を徹底し、「食べるための口」を維持できるよう努めています。また、当院では医科歯科連携にも力を入れており、入院中であっても、必要な時には、地域の歯科医師による往診を受けて頂くことが可能です。

ご寄附のお願い
お問い合わせ