ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 市立加西病院トップページ > 採用情報 > 研修医 > 臨床研修医採用 研修病院としての本院のビジョン

本文

臨床研修医採用 研修病院としての本院のビジョン

記事ID:0003628 更新日:2023年6月23日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

『熱意ある指導』という研修コンセプトの元、
「自ら考え、実践する力」が確実に身につく

研修の工夫として、一年目は、プライマリケアの基本である内科で専門領域を越え一つの内科として担当し医療を行うこと、外科系では救急の多くを占める整形外科をローテーションして救急能力を磨けることです。二年目は、多数の診療科を自由にローテーションできるのみでなく、どの科も将来専門医にならない研修医のローテーションを大歓迎します。幅広い臨床能力を付ける研修のできる加西病院においでください。

平成23年度臨床研修医の画像
平成23年度
平成24年度臨床研修医の画像
平成24年度
平成25年度臨床研修医の画像
平成25年度
平成26年度臨床研修医の画像
平成26年度
平成27年度臨床研修医の画像
平成27年度
平成28年度臨床研修医の画像
平成28年度
平成29年度臨床研修医の画像
平成29年度
平成30年度臨床研修医の画像
平成30年度
令和元年度臨床研修医の画像
令和元年度
令和2年度臨床研修医の画像
令和2年度
   

 

市立加西病院での初期臨床研修

 将来どのような医者になるかに関わらず必要な修練をする期間が、初期研修です。国家試験に合格しただけでなく、初期研修を修了しないと、医師として働くことはできません。学生時代との違いは、プロの世界に入るという点です。医師を始めとする医療従事者には、患者さんの命を預かる仕事ならではの厳しさと、尊さがあります。どの専門科の患者さんであっても、患者さんはただの臓器ではありません。人格を持ち、大抵は家族があり、あらゆる臓器を備えた存在である患者さんに、いかに応対するかを学ぶことになります。また医師は、一人で働くことはあり得ません。他の医師、看護師、薬剤師、技師、療法士、事務職員、栄養士らと円滑に働き、しばしば患者さんのためにリーダーシップを発揮することが求められます。そのような訓練も、初期研修の大切な要素です。

 当院は田園地帯、加西市の唯一の総合病院で、急性期から回復期まで様々な患者さんを診療しています。当院では、年間8,000件近い救急患者さんに、まず初期研修医が対応します。しかし研修医を一人にすることは決してなく、必ず上級医が一緒に診察し、指導します。若い医師たちが短期間のうちに成長し、将来どの専門家になっても立派にやっていけるようになるのを、当院の指導医たちは見届けます。

加西病院の臨床研修の目標

 『自ら考え、実践する力』が確実に身につく
 これを実現するため、以下の仕組み作りを洗練させています。

   1.病院の全職員が研修に熱意ある協力と指導を行う

   2.多彩な症例のプライマリ・ケアを自ら担当し、自分の型が早く身につく

   3.臨床実践のみでなく知識と技能をバランス良く指導する

   4.コメディカルや事務職が協力的で研修医を支える

   5.どの選択科も専攻でなくともローテションウェルカム

   6.プログラムを研修医の希望を入れて改善し続けている

   7.臨床研修医仲間が多く、研修医ルーム(談話室)もあり

   8.多くの手技を豊富に実地経験できる

   9.処遇・環境が良い

  人を育てる本院の空気と、臨床研修医がどれくらい実力を付けているか肌で感じて頂けますよう、是非見学にお出で下さい。

 

加西病院の臨床研修体制

(1)『自ら考え、実践する力』を確実に身につけるための熱意ある研修指導

 教育に力を入れることを病院の使命としています。研修医を教育しようという空気が院内に浸透しています。病棟や救急や専門科の検査では個別指導が行われ、また症例カンファレンスや勉強会や講習会が盛んに開かれ、研修医を含めた討論が熱心に行われています。指導する熱意を持った医師や指導者を数多く擁することが本院の最大の特徴です。

 総合病院であり10診療科を設置して常勤の医師が勤務しています。医局内の各科は協力的で、臨床研修医を科毎の所属でなく病院全体の研修医として指導しています。研修医はどの科の医師とも日常的に接し何でも相談できる雰囲気です。

(2)プライマリ・ケアを自ら実践し臨床力(自分の型)が早く身に付く

 地域に密着した市唯一の総合機能病院です。あらゆる疾患が集まります。研修医は救急外来と病棟において幅広く疾患を担当します。救急外来は時間内救急を含めて年間約8,000人です。救急外来では時間内、当直時間帯とも指導医のバックアップのもとにファーストコールで呼ばれ、自ら判断する機会が豊富です。
 病棟では担当医として患者さんに対応します。患者さんごとに指導医が付き、指導を仰ぎつつ自ら意思決定し、実際の医療を行います。専攻医(後期研修医)が直近の先輩として一緒にいて、どんな些細なことでも気楽に相談できます。

 一年目の当直は研修当直として上級医と一緒に行います。
 二年目には当院では研修医の先生の能力を見たうえで、一人当直(内科各科、各科バックアップのもとで)をしていただきますので、他院より早く自分の型が身につきます。しかし、その型が我流になってはいけないので、JAMEP(基本的臨床能力評価試験)を研修医全員に受けてもらい、客観的な評価を行います。

(3)標準的な診療法について知識と技能をバランス良く教育指導

 臨床実践のみではスタンダードな診療能力が抜けがちになります。標準的な知識と診察能力の修得のため、週3回ショートレクチャーを年間通じて開講しています。また、モーニング救急カンファレンスや毎週のランチタイム・ケースカンファレンス等で、研修医の判断のフィードバックが行われますので、研修医の臨床力の伸びは素晴らしいものがあります。レクチャー、カンファレンス、秒読会は下表のとおり。

令和5年度内科研修週間スケジュール
令和5年度 内科研修週間スケジュール [PDFファイル/69KB]

(4)コメディカルや事務職が協力的なアットホームな環境

 地域に密着した病院です。コメディカル・スタッフは地元の方達が多く、患者さんの診療において協力的であり、院内の雰囲気が良く、高い士気を持っています。コメディカルが研修医を大事にします。大変働き易い職場環境です。

(5)選択研修が多彩で指導が熱い

 選択研修の診療科は、たとえ専攻でなくても是非自科に来て勉強して欲しいという姿勢です。その理由は本院では研修医が1年目の基礎診療科の臨床力を伸ばしているので、選択診療科にとって大変助けになるからです。その分、研修指導も熱心で、どの科の選択研修も魅力があります。実際、選択研修科の決定は研修医の希望を最大限尊重し、結果として研修医毎のカリキュラムが多彩なものになっています。

 当院に無い診療科を研修したい場合や、当院で研修した診療科を別の病院でも研修したいという希望に応える院外研修を行っています。2年目の最長3ヶ月間を当院の教育修関連病院で研修することができます。

 令和4年度の教育関連病院は以下の通りです。
  ・神戸大学医学部附属病院(各専門領域の診療科全て)
  ・加古川中央市民病院(主に小児科、産婦人科、膠原病科、他)
  ・兵庫県立加古川医療センター(主に三次救急救命センター)
  ・兵庫県立がんセンター(主に病理学)
  ・兵庫県立ひょうごこころの医療センター(主に精神科救急)
  ・姫路北病院(主に精神科慢性疾患)
  ・明石医療センター(主に呼吸器内科、心臓外科)
  ・北播磨総合医療センター(各専門領域の診療科全て)
  ・西脇市立西脇病院(主に産婦人科(分娩・周産期))
  ・済生会兵庫県病院(主に産婦人科(分娩・周産期))
  ・姫路聖マリア病院(主に小児科)
  ・兵庫県立はりま姫路総合医療センター(2022年開院予定)

(6)研修管理委員会で研修医の先生の希望を聴取

 毎月開催される研修管理委員会では研修医の先生の希望を最大限実現できるように配慮しています。そのため、できるだけたくさんの要望を会議に持ってきてもらうように伝えています。先日の委員会では研修医の先生の昼の食事をいかに充実させるかを議論しました。またプログラムとしては救急外来研修(研修プログラム内容参照)は臨床研修医の要望で組み入れました。

(7)研修医仲間が多く、研修医ルーム(談話室)も完備

 199床の病院ですが臨床研修医数は学年2名のマッチング枠です。
 医局の研修医のデスクはひとつのコーナーに集め、指導医に日常触れ合う医局環境であると共に、研修医同士が親密で相談や切磋琢磨がし合える環境です。

 また、専攻医(後期研修医)は本院で臨床研修を終えて専攻医(後期研修医)になる医師を含め、卒後3年から5年目までに令和4年度は2名が研修しています。臨床力が高く学年の近い専攻医(後期研修医)は臨床研修医にとって頼もしい存在です。また、医局とは別にリラックスできる研修医ルーム(談話室)があります。

(8)検査、実技の習得が容易

 本院は199床の中規模病院です。大病院とは異なった臨床現場での研修医の直接的な診療が行われます。気管内挿管や、中心静脈穿刺、腰椎穿刺、体腔穿刺、骨髄穿刺などの穿刺手技がチューターの指導で豊富に経験できます。皮膚縫合や外傷の処置も頻繁に指導下で行います。超音波検査はベテラン技師の個別指導を受け、自ら実施できます。心臓カテーテルや消化管内視鏡など侵襲的手技にも担当医として参加できます。

(9)処遇が良い

 1年目より、任期付きですが職員として処遇します(退職金が支給されます)。
 給与、宿舎、研修当直料など標準を上回る処遇です。
一年目約490万円から520万円/年、基本年収479万円に日当直手当がつきます。
二年目約740万円から820万円/年、基本年収550万円に日当直や呼び出手当がつきます。
呼び出しや他院のローテートや他院研修期間等で手当に幅があります。

 

研修を終えた先輩からのメッセージはこちら

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)


ご寄附のお願い
お問い合わせ