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呼吸器内科 診療内容・特長

記事ID:0003452 更新日:2021年3月2日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

主な呼吸器疾患

気管支喘息

 気管支が発作的に狭窄することによって呼吸困難感、喘鳴(ヒューヒューという呼吸音)が出現します。夜間や早朝に症状が悪化することが多く、あてはまる場合はすぐに受診をして下さい。以前は気管支を広げる薬が治療の中心でしたが、現在は吸入ステロイド薬による予防が治療の中心です。ほっておいたり、不十分な治療により、時には命を落としてしまうこともあり、未だに年間2000人以上が喘息で亡くなっていると言われています。当院では近隣の開業医の先生方と協力して、「喘息死ゼロ作戦」を展開していく予定です。おります。リンク:協力していただいている医院の先生方 また、アレルギーで起こっていることも多くアレルギーに対する治療を必要とすることもあります。

慢性閉塞性肺疾患
(COPD:肺気腫、慢性気管支炎)

 タバコによって、肺を構成している肺胞や気管支が壊れてしまう病気です。初期にはほとんど症状がなく、階段や坂道で息切れを感じる程度ですが、徐々に呼吸困難感が悪化していきます。また、喘息のような発作を伴うこともあります。呼吸機能検査を行うことにより診断します。治療としては禁煙はもちろんですが、運動療法、気管支拡張薬の吸入、栄養管理、症状が悪化してくると酸素療法を行うなど、全身的な治療が必要です。また、心臓、消化器の病気やうつ病を合併することも多く、これらの専門外来との連携が重要です。

肺炎

 肺に炎症が起こる病気の総称で、通常は細菌が原因のことが多いのですが特殊な菌やウィルスやカビなどで生じることもあります。またアレルギーや特殊な体質、内服薬や漢方薬、健康食品によって生じる間質性肺炎もあり、専門的な診断、治療が必要となることがあります。 時に致命的となることもあり、早めの受診が必要です。

肺癌

 現在、日本人の癌の死亡率のなかで男女ともに肺癌が1位になっています。その理由としては、他の癌に比べて肺癌は早期発見が困難であり、手術できなければ未だに「完治」が期待できない病気だからです。1年に1回程度は検診を受けることが望まれます。早期発見には専門的な検査が必要なことがあります。

悪性胸膜中皮腫

 主に肺を包む胸膜に発生する腫瘍です。石綿(アスベスト)暴露作業に長年従事した人が、数十年後に発病する病気です。まだ標準的な治療は確立されておらず、完治が難しい病気です。石綿暴露歴がある場合、石綿手帳を作成して定期的に石綿検診を受けることができます。

肺結核

 近年、肺結核が増加しており社会問題にもなっています。適切な診断を早期に行い適切な治療を施すことが、結核を広げない大切な方法と考えられます。3週間以上咳が続く場合はレントゲン検査を受けるようにしてください。

睡眠時無呼吸症候群
(Sleep Apnea Syndrome)

 夜、睡眠中に呼吸が止まり、それによって昼間に呼吸困難や眠気、意識障害をきたす病気です。また、心疾患がある方に生じれば、睡眠中に不整脈や狭心症が生じ、場合によっては突然死の原因になることもあります。一般的には太った人に多く、また、イビキを伴う人も多いとされていますが、原因は様々であり専門的な検査が必要です


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