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一般検査
尿検査、便潜血、寄生虫検査や、腹水、胸水、髄液、関節液などの体液の検査を行います。
尿検査
尿中の蛋白、糖、潜血等を測定し、また顕微鏡で尿中の細胞や結晶、細菌を観察します。尿路感染症や糖尿病など、腎臓、尿路、膀胱疾患の有無を調べます。
![]() 尿分析装置 |
![]() 尿沈渣(S染色) |
便潜血
便の潜血を調べることによって、大腸や直腸などの下部消化管出血の有無を調べます。
![]() 便潜血分析装置 |
寄生虫検査
便中の寄生虫卵の有無を調べます。
腹水、胸水、髄液などの体液の検査
体液中の細胞、蛋白、糖等を測定します。腹水、胸水は生理的に必要な微量の液体成分ですが、これらの増加が炎症によるものなのかその他の疾患によるものなのかを調べます。髄液は細胞を観察することにより、ウイルス感染か細菌感染かを主に調べます。
関節液の検査
膝などの関節液を顕微鏡で観察し、結晶の有無や種類を調べます。痛風(とがった形の尿酸結晶)や偽痛風(長方形のCPPD結晶)の診断に使用されます。
![]() CPPD結晶 |
![]() 尿酸結晶 |
検査詳細
臨床検査説明:検尿・便検査 [PDFファイル/316KB]