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学生メッセージ 平成29年度

記事ID:0003600 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

医学生臨床実習を終えて学生

大阪医科大学5年 実習生
『具体的なイメージを持つことができた実習でした』

 これまで大学病院の幾つかの科以外に、病院の現場で勉強をすることが無かったので、すこし不安を感じながら始めた加西病院でのプライマリケア実習でした。

 いざ実習が始まってみると、内科外来で初診に受診した患者さんから問診をとり、鑑別診断を考える機会を持ったり、訪問看護の方達と患者さんの自宅に訪れて、病状を確認したり、超音波の装置を自分で使って画像の見え方を教わるなど、本当に実践的な経験を色々させていただきました。ありがとうございました。

 特に印象に残ったのは、病院全体で若い研修医の方やローテーションされる先生方を育てる雰囲気があり、上級医の先生や検査技師の方達が親切で、臨床を実践的に学ぶ場が多数設置されているのがとてもよかったです。

 慣れない実習で様々な面で職員の方にご迷惑おかけするところ合ったかと思いますが、親切にして頂きありがとうございました。来年のマッチングの際に自分が研修をする姿を、これまでなかった具体的なイメージを持つことができた実習でした。再度ご訪問させていただけたらと思っております。

神戸大学6年 実習生
『豊富な経験が今後に役立つ実習』

 7月3日から14日までの2週間、加西病院で実習をさせていただきました。最初配布された実習の予定表には文字がびっしりで、本当にやっていけるか不安でした。しかし、蓋をあけてみればそのような心配は必要なかったどころか、どの実習もとても勉強になりました。今回はその中でも特に印象に残った実習について記したいと思います。

 まず一つ目は毎朝行われる救急カンファレンスです。このカンファレンスでは前日救急外来を受診した患者さんについて山邊先生と研修医の先生方でカルテを供覧し、その疾患についてディスカッションやレクチャーがあります。そして特徴的な所見がある場合は、皆で実際に患者さんの元に行って身体診察をさせてもらいます。この実習ではカルテを元に作り上げた患者さんのイメージと実際の患者さんをリンクさせ、そのイメージを確かなものにする良い訓練になりました。また、他の先生が経験した症例を皆で共有できるので、自分ひとりでは到底できないような症例数を経験できると思いました。

 もう一つは外来鑑別実習です。この実習では山邊先生、北嶋先生、山谷先生の外来について患者さんの予診をとって自分で鑑別診断を考え、実際に先生方が外来でどのように診断していくかを見て答えを合わせるというものです。このような実習は5回生の時に皮膚科で行ったのですが、今回はそれよりもはるかに範囲の広い内科というくくりだったので鑑別診断がとても難しかったです。その中で印象に残ったのは、最近急に糖尿病のコントロールが悪くなった高齢女性です。教科書的にはこのような例では普通膵癌が鑑別に入ってきますが、糖尿病のコントロールが一過性に悪化する患者さんは頻繁にあるので、他の所見が合併していなければルーチンに膵臓CTを行うことは無いそうです。この患者さんは糖尿病自己管理のための教育入院をすることとなりましたが、入院時に尿路感染があって尿路系検索の目的で撮影されたCTにて膵癌が発見されました。このように教科書で学んだ知識が実際に目の前の患者さんで具現化されることは、今後の診療において非常に役に立つと感じました。

 加西病院の実習では上に挙げた先生方のほかにも、研修医の先生方、看護師さん、検査技師さん、病院の職員さん、毎朝おいしい朝食を作ってくれた食堂のお姉さんほかたくさんの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。このようにとても勉強になることばかりでしたので、6回生の実習で迷ったら加西病院を選択することをおすすめします。

平成29年度 実習生
『得られるものが本当に多かった実習』

 2週間という短い期間でしたが、非常に有意義な臨床実習をありがとうございました。山邊先生をはじめ各科の先生方や研修医の皆様方、職員の皆様に親身なお世話をして頂きました。

 皆様から優しくご教授頂き、体験、知識、人間関係など得られるものが本当に多かった実習だったと感じています。感謝しております。このような臨床の場で学ぶことができれば、大変大きな力を付けることができるだろうと強く思いました。


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