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職員メッセージ 後期研修医 平成30年度

記事ID:0003593 更新日:2020年12月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

加西病院 後期研修を終えて「むしろ鶏口と為るも牛後と為る無かれ」 循環器内科後期研修医

 私は加西病院で2年間の初期研修医を経て、引き続いて循環器内科後期研修医として勉強させて頂くことを選びました。机に向かって考えるより、実際に経験する方が、知識や技術を習得しやすいと考えている私にとっては、加西病院はうってつけの学び舎でした。

 後期研修医になると同時に、入院患者さんを単独主治医としてもつようになり、週1回の外来枠では、予約の方はもちろん、予約外再診の方を診るようになりました。初日は緊張と不安でいっぱいでしたが、困ったときにはいつでも(外来の合間にPHSにTelといったかたちでも)上級医の先生に相談できるアットホームな環境に救われ、最後までやり遂げることができました。医師だけでなく、看護師や検査技師の方にも、多くを教わり、助けて頂いています。

 循環器内科としては、年間のPCI件数が100件強、ペースメーカー新規植え込みは20件弱と、他のハイボリュームセンターと数字を比ベれば、決して規模が大きいとは言えませんが、科で唯一の後期研修医だった私は、そのほとんどすべての症例にオペレーター、もしくはセカンドアシストとして携わることができました。時間外オンコール当番にも当たらせて頂き、他科の先生から救急患者さんのコンサルトもたくさん頂きました。無論まだまだ未熟者の域を出ませんが、2年前と比べて多くの手技を習得したと思っています。

 共通して言えることは、3年目の後期研修医であっても、先頭に立って、主導権を握って、日々の診療に取り組まざるを得ない状態で研修をさせて頂けた、ということです。そしてそれを可能にしているのは、周囲の温かく手厚いサポートです。例えば大きな組織で、主治医がチーム性であったりする場合、どうしても、治療方針の決定はリーダーの先生の判断に頼ることが多くなり、自分自身で壁にぶち当たって悩む機会は減るのではないかと思います。いつでも気軽に相談できるとは言え、主治医を名乗れるのは自分ひとり・・という状況とは、大きな差があると思います。「むしろ鶏口と為るも牛後と為る無かれ」です。

 他院に行っても、加西病院で実践的に培った知識技術を活かし、赴任先の一戦力として役立てるように、また更に自身の見聞を深められるように、研鑽を積んでいきたいと思っています。


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