ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

認定薬剤師

記事ID:0003521 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

がん薬物療法認定薬剤師/外来がん治療認定薬剤師

 現在、日本病院薬剤師会が認定している『がん薬物療法認定薬剤師』と日本臨床腫瘍薬学会が認定している『外来がん治療認定薬剤師』の2名が在籍しています。がん医療における薬物療法についての十分な知識と技術を習得し、質の高い薬剤業務を実践する薬剤師資格です。

 高度化するがん医療の進歩に伴い、その専門性を活かし常に学び続ける姿勢を大切に、医師・看護師と共に良質かつ安全な医療を提供することを目的に活動しています。がん化学療法導入時より携わり、患者・患者家族の不安を軽減し、安心して治療を継続できるようスタッフとともに支援しています。また、緩和ケアチームの一員として、疼痛コントロール・終末期の症状緩和を提案し、病棟のみならず市内の訪問看護ステーションとの勉強会を行い、実臨床での薬物療法を共有し、在宅での過ごし方を考えています。

感染制御認定薬剤師

 日本病院薬剤師会が認定している感染制御認定薬剤師が1名在籍しています。様々な感染症の疾患や病状を理解し、感染の予防や治療のための薬物療法に関する知識と技術をもち、日々の業務にあたっています。

 感染症は、対応・対策を怠ってしまうと、広範囲の人々に被害を与える恐れのある疾患です。そのため、医療現場の感染発生を早期に発見し、医療スタッフとともに予防に努めるほか、院内の感染予防を実施しています。また、個々の患者さんに対する適切な抗菌薬の選択や抗菌薬の投与量・投与方法・投与期間について医師に提案したり、院内の抗菌薬使用量を集計・把握し、不適切な抗菌薬の使用がないかの確認も行っています。

 感染制御を通じて患者さんが安心・安全で適切な治療を受けるために必要な環境の提供に貢献するとともに、感染症治療に関わる薬物療法が適切かつ安全に遂行できるよう支援しています。

NST専門療法士

 NST(Nutrition Support Team, 栄養サポートチーム)専門療法士とは、静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有しているとみなし、日本栄養治療学会が認定する資格です。

 入院すると患者さんは様々な理由から低栄養になりやすく、特に高齢者の場合は一時的な食欲低下でも悪循環が続くと低栄養となる可能性があります。NST専門療法士は、NSTを通して、適切な栄養管理がなされているかを確認し、患者さんの状況に適した栄養管理を提案しています。薬剤師は、患者さんに必要な電解質・糖質・たんぱく質・脂質・水分に合わせて適切な薬剤を提案しています。また、栄養療法中に生じた下痢や嘔吐などの合併症の相談にも対応しています。適切な栄養管理を行うことでフレイルやサルコペニアの予防、疾患治療効果の向上、早期退院できるように努めています。


ご寄附のお願い
お問い合わせ