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認定看護師
認定看護師とは、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる看護師です。また特定の看護分野において他の看護師に対し、指導や相談を行っています。
当院には、現在6名の認定看護師がいます。
緩和ケア認定看護師 為廣多真紀・松本庸子・山口優子
2005年から緩和ケア認定看護師として活動しています。私たちは、がん患者とその家族に対して、告知後の不安や治療の選択、病状に対する不安、そしてさまざまな身体的苦痛が少しでも緩和されることを願い支援を行っています。
緩和ケアチームのメンバーとしても医師、看護師、薬剤師、栄養士、MSWと一緒に院内の緩和ケアをサポートしています。
糖尿病看護認定看護師 繁田秀美
2011年6月に糖尿病看護分野の認定を取得し、活動しています。
糖尿病は、生涯にわたり治療が必要な疾患です。
糖尿病治療は、良好な代謝コントロールを維持し、合併症の発症を予防し、悪化を防ぎ、健常人と変わらぬ社会生活を可能に出来、健康な人と変わらない寿命の確保を目標としています。
治療の主役は患者さんです。私は、患者さんが、どのようなことを感じ治療を受けられているのか、どのようになりたいと思っておられるのかなどをお聞きし、おひとりおひとりとの時間を大切にするように心がけています。日常生活の中に治療がうまく取り入れられるように、一緒に考えていきたいと思っています。インスリン療法についての疑問、低血糖症状の回避・対処方法について、また、介護されている方の悩みなども相談に応じます。患者さんから相談されることが、何より嬉しいことですので、気軽に声をかけてください。
また当院には、糖尿病専門医・糖尿病療養指導士 11名(看護師・臨床検査技師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士)がいます。それぞれが専門分野で患者さんをバックアップしています。
感染管理認定看護師 岸本達希
2013年に感染管理室を開設し、感染管理専従看護師として活動しています。
感染症のほとんどは、人の目で見ることのできない細菌やウイルスとの戦いです。感染症は早期に治療すること、感染症を病院内に広げないよう予防していくことが大切です。患者さんが安心して治療に専念できる療養環境を提供し、病院におけるすべての人々(患者・医療従事者・訪問者・その他の人々)を感染から守れるよう日々、努力しています。
認知症看護認定看護師 小西早苗
2019年に認知症看護認定看護師の資格を取得しました。
認知症は脳の病気です。脳の機能が低下し、過去のことを思い出せなかったり、最近の出来事を覚えられなかったりします。この他、時間や場所、人間関係などを把握する能力(見当識)、理解、判断、実行力なども低下します。そのため認知症の方は、体調不良や緊急入院、手術など身体や環境の急激な変化により、容易に混乱を生じやすい状態です。認知症の方の尊厳を守り、認知症があっても、安心して必要な身体疾患の治療が継続できる病院作りが私の役割であると考えています。
現在は外来に所属しながら、認知症ケアチームとしても活動しています。毎週各病棟をラウンドし、病棟看護師とカンファレンスを行っています。認知症の方だけでなく、側で支える家族、支援者が笑顔になれるように、今後も活動していきたいと思います。