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糖尿病教育

記事ID:0003506 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

糖尿病ってどんな病気?

 食べものに含まれる糖は、体内で栄養素として利用されていきますが、インスリン分泌の低下や作用不足がおこると、体内への糖の取り込みが悪くなり、血液中の糖が増えてしまいます。それらの糖は、栄養とならずにあふれて尿に出てしまう状態であり、糖尿病という名前がついています。

 血糖値の高い状態(高血糖)が続くと、全身の血管では動脈硬化を起こしやすくなり、合併症と呼ばれる病気を引き起こします。代表的なものでは大血管障害の、脳梗塞・心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症があります。小血管障害では、糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害があります。また歯周病も起こしやすくなります。これらを起こさないようにするためにも血糖値を安定させることが重要です。

 糖尿病は生活習慣と密接なつながりがあり、その治療法には習慣性の見直しや変更が求められます。

 高血糖を早期に見つけ、治療を始め、生活習慣の改善に取り組みながら、定期的に通院して体調確認をおこなっていくことが大切です。

目的

 自己管理法などを知っていただくために、入院中は糖尿病療養指導士の資格をもつスタッフと一緒に学習していただけるよう2週間の計画を立てています。

対象

  • 初めて糖尿病と診断された患者さん
  • 血糖コントロール不良の患者さん
  • インスリン導入目的の患者さん

糖尿病教育スケジュール表

  • 毎日看護師がDVDとしおりにより指導しています。
    • 月曜日 糖尿病とは
    • 火曜日 糖尿病の合併症
      (3大合併症:糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害)
    • 水曜日 食事療法
      (必要なカロリー、規則正しい食事、栄養のバランス)
    • 木曜日 運動療法
      (散歩・ラジオ体操)
    • 金曜日 日常生活について
  • 理学療法士による運動療法の指導
  • 栄養指導・薬物療法指導
    • 個別の栄養指導
    • 個別の薬剤指導
    • 個別の運動療法指導

患者さんより一言

  • 糖尿病合併症が怖いとわかりました。
  • 尿糖は出てもいいのでしょうか(→血糖値が180mg/dlを超えていると尿糖が出ると言われています)
  • ヘモグロビンA1cとは何でしょうか(→過去1ヵ月から2ヵ月の血糖値の平均を表しています(目標値7.0%以下))

私たちもお手伝いをする中で一諸に学習させていただいています。

※糖尿病患者会(ベリーの会)を平成18年4月より発足しています。
 入会を希望の方は内科外来までお問合せください。


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