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職員メッセージ 臨床研修医 平成27年度

記事ID:0015834 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

2年目臨床研修医 『加西病院二年目研修を終えて』

 私は初期研修先として当院を選びましたが、当院独自の研修プログラムにより他の市中病院でも研修することができました。その経験から、当院が初期研修先として優れている点を以下に述べます。

 第一に、当院は研修医を大切にしている病院です。上級医の先生方の指導は親切丁寧であり、各診療科の垣根が低く連携がスムーズです。それに加え、看護師や薬剤師、臨床検査技師などスタッフの方々が非常に協力的であり、不慣れな場でも患者さんの診療に専念することができました。

 第二に、研修医に対するレクチャーやカンファレンスが豊富です。毎朝行われる救急カンファレンスでは救急外来での診察を振り返り、身体診察や病歴聴取、検査結果の解釈、それをもとにした臨床推論、さらには治療方針の立て方について指導医および研修医で議論し、各々の理解が深まります。各科のカンファレンスも充実しており、研修医が意見を述べる場も多いです。

 第三に、研修プログラムがフレキシブルです。1年目は半年の内科ローテートおよび残り半年で外科・整形外科・麻酔科ローテートで固定ですが、2年目は地域医療1ヶ月間を除き自由にローテーションを組むことができます。私は膠原病科志望であったため、他院で膠原病科研修を行わせていただきました。加えてマイナー科など内科以外の診療科もローテートすることで、一疾患にとらわれず患者さんを多面的な視点で捉えるトレーニングに重点を置きました。

 最後に、私が初期研修(および今後医師として医療に携わる上)で一番大切と考えているのは人との出会いです。初期研修で知識や経験を得るのはもちろん重要なことですが、それだけの研修ではもったいない気がします。私は当院での研修を通じて、一生の糧となる出会いをいくつか経験することができました。この記事を読んでいただいている(後輩の?)みなさんにも、新天地で素敵な出会いがあることを祈っています。

2年目臨床研修医 『加西病院二年目研修を終えて』

 教育熱心で優しい上級医の先生方、気さくで優秀な医療スタッフの方々、豊かな自然と温かい患者さんに囲まれ、2年間伸び伸びと研修させていただきました。

 毎朝の救急カンファや定期レクチャー、身体診察など院長先生自らご指導いただき、研修内容や環境に関しては副院長先生に細やかに対応していただき、担当患者に関してはそれぞれ上級医の先生とのディスカッションのもと、主体的に治療に関わることができました。また、当院の方針としてfirst callは基本的にすべて研修医なので、患者さんの変化に対し臨機応変にアセスメントして、ある程度の指示を出す臨床能力を身につけることができました。上級医から指導を受けるだけでなく、患者さんの症状・バイタルの変化に対する気づきや対処法は看護師さんから学び、薬の詳細な使用法や特徴は薬剤師さんから学び、各種検査の適応や解釈は技師さんから学び、介護や退院後の環境整備に関しては社会福祉士さんから学ばせていただきました。臨床経験ゼロからのスタートで1年目は日々パニックに陥りながらも、他職種の皆様が暖かく見守りながらさりげなくフォローしてくださるおかげで、2年目には余裕を持って研修に取り組むことができました。

 当院での研修における最大の特徴は、個々のニーズに合わせた融通性の高さだと思います。研修医それぞれ興味の分野や能力、スタンスなどは違いますが、要望に合わせて対応していただけます。実際、興味のある科の検査やカンファレンスには自由に参加することができ、dutyの当直以外に加えた研修当直にも寛容であり、担当患者の疾患や数に関しても配慮をいただけました。

 上記のように研修が充実していることに加えて、加西という土地柄にも好感をもちました。病院は市内の中心地に立地するため、生活必需品の買物に困ることはなく、車があれば姫路や神戸にもすぐに出ることができます。また地酒が美味であり、大変魅力的なところです。

 これから研修を考えている皆さん、一度ぜひ見学や実習にお越しください。きっと加西病院の良さを肌で感じていただけることでしょう。

2年目臨床研修医 『加西病院二年目研修を終えて』

​ 初期研修で学んだ内容としましては、まず第一に、医師の日常業務、医療の流れについてがあげられます。具体的には、患者さんの入院後に医師の作成する書類、オーダ、指示の出し方等についてです。

 そのほか、後期研修医の先生が身近におられ、医療業務としては基本的な内容のことでも気楽に相談でき、その都度ご指導していただきました。そして、医師として、患者さんや上級医、一緒に働いている医療スタッフとの接し方などを指導していただきました。

 医学的な内容についても多くの事を学びました。研修として、一年目、内科(6ヶ月)では、専門領域を越えた一つの内科として担当しながら、幅広い領域・分野に渡る医療を行ってきました。外科系(6ヶ月)では、外科系救急の多くを占める整形外科を2ヶ月ローテーションして救急能力を磨いてきました。二年目は、多数の診療科をローテーションし、幅広い臨床能力を付けることができました。

 加西病院では、月曜日、水曜日、木曜日の教育レクチャーに加え、各科のカンファレンス、初期研修医によるUp To Date 抄読会やランチタイム救急症例カンファレンスなど、医学的知識を学ぶ為の数多くの機会に恵まれております。

 また、研修医心電図読影実習では添削付きの研修を受け、毎朝の救急カンファレンスでは身体診察の勉強となるような指導を受け、外来やベットサイドでも典型的な身体所見のご指導いただきました。

 地域に密着した市唯一の総合機能病院であるため、レアな病気を含め、様々な疾患を持った患者さんが来院する中、一年目の経験を活かし、二年目には当直も経験させていただきました。

 研修医として、病棟と救急外来において、幅広く疾患を診ることができ、その他多くの手技、処置、剖検等を行うことができました。

 2年間という初期研修の期間、各科の先生方、スタッフの方々には、色々ご指導していただき大変ありがとうございました。


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