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議員による職員へのハラスメント事案に対する議会の取組経過及び総括

記事ID:0042128 更新日:2024年2月27日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

1 経過

令和5年11月22日(水)
 読売新聞に「兵庫・加西市議「夫婦の寝室は一緒か」、市職員のパワハラ指摘に市長も「何が悪いのか」「おられへんようになるぞ」」の記事が掲載される。
 議長が当該議員に事実関係の聞き取りを行い、当該議員は新聞報道についての事実関係を概ね認め、謝罪の意を示す。
 議長から当該議員に反省を促すとともに、二度とハラスメント行為を行わないように厳重注意を行う。
 議長が職員を束ねる立場としての市長に会い、議会の議員が職員にハラスメント行為を行ったことに対して謝罪の意を述べ、また再発防止に努める意思を述べる。

令和5年11月24日(金)
 議会運営委員会の冒頭、議長が市民等に対する謝罪の意を述べるとともに、今後の議会として実施していくべき内容(研修の実施とハラスメント防止条例の制定)について述べる。
 議員協議会で、当該議員が謝罪する。
 議会として問題の解決に向け、各会派代表による被害職員への聞き取り調査を市長に申し入れることを決める。
 市議会ホームページのトップページに、「加西市議会議員の加西市職員に対するハラスメント事案について」として、事案内容及び調査結果、対応、今後の方針などを掲載する。

令和5年11月28日(火)
 職員へ議会による聞き取りの意向確認について、議長から市長に文書で依頼する。

令和5年11月30日(木)
 11月28日の依頼に対して、「市として既に当該職員への聞き取り等を終え対応済みであることから、職員本人の心情を考慮し、意向の確認をすることは控えさせていただきます。」との回答文書が、市長から議長に届く。

令和5年12月1日(金)
 議員協議会で、市長からの回答を報告する。
 職員に直接謝罪していないことを当該議員に確認する。
 市が行った聞き取り内容の議会への報告と、職員へのハラスメントに関するアンケートの実施を市長に要望することになる。

令和5年12月4日(月)
 12月1日の議員協議会で決まった件について、議長から市長に文書を手渡し要望する。

令和5年12月8日(金)
 12月4日の要望に対し、「市が当該職員から聞き取り等をした内容の議会への報告については、すでに対応済みで解決した事案であること、一方からの聞き取りであり公に示す資料でないこと及び職員本人の心情を踏まえ、資料の提出はお断りします。」「職員へのハラスメントに関するアンケートについては、すでに職員組合において実施され、重複となることから実施しません。既定の組織で対応していく所存です。」との回答文書が、市長から議長に届く。

令和5年12月11日(月)
 議員協議会で、市長からの回答を報告する。

令和5年12月22日(金)
 議員協議会で、当該議員が謝罪文を書き職員に渡す(第三者が渡す)ようにするとの意見でまとまる。

令和5年12月28日(木)
 当該議員から議長が謝罪文を預かり、職員に議長が持参する旨を連絡した結果、事務局長が持参して手渡す。

令和6年1月11日(木)
 議会運営委員会で、謝罪文を手渡したことを報告する。
 議会運営委員会で、ハラスメント防止条例の制定に向けた協議が始まる。

2 総括

 ハラスメント事案の発覚から、ハラスメントを行ったとされる議員への聞き取り調査及び厳重注意、並びに議会運営委員会のインターネット中継及び議会ホームページへの掲載を通した事案の内容や対応、今後の方針などについての市民への報告を速やかに行いました。
 しかしながら、ハラスメント行為の事実確認は行ったものの、その行為に至った原因や背景を究明するまでに至らず、また、職員への議会による直接の聞き取り調査が実施できず職員の気持ちを汲み取った対応が十分にできませんでした。最終的には、当該議員からの謝罪文を職員に渡すことで、一区切りとなりました。
 市議会としては、このような対応の反省に立ち、万が一事案が発生した際の迅速な解決に向けた行動方針を定めるために令和6年1月11日から議会運営委員会においてハラスメント防止条例の制定について協議を行っていくとともに、再発防止の取組として令和6年2月15日にハラスメントに関する研修を実施して議員の意識改革と倫理感の向上を図っていくことにしました。


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