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令和8年度 プロから学ぶ体験型音楽推進事業 西本智実 Music Edutainment in 加西part4

記事ID:0064415 更新日:2026年10月9日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

令和8年9月19日(土)、加西市民会館文化ホールにて、音楽を題材にワークショップを開催しました。

〇趣 旨
世界的なマエストロである西本智実氏のプロデュースにより、音楽を様々な視点から感じ、学びを深める体験型授業を行う。
・ 自然豊かな加西で育ち、学びや体験で培った感性で演奏曲と向き合う。(BASE)
・ 楽器やパートの役割を理解し、よりよい音をめざして試行錯誤を繰り返す。(STEAM)
・ 演奏を通して情景を思い描き表現しようとすることで、新しい世界への視野を広げる。(GLOBAL)
〇講 師
西本智実氏(イルミナート芸術監督・指揮者)
イルミナートフィルハーモニーオーケストラメンバー 12名
金沢大学 4名
〇参加者
加西市内4中学校(加西市立北条中学校 加西市立善防中学校 加西市立加西中学校 加西市立泉中学校)の吹奏楽部
〇協 力
兵庫県立北条高等学校吹奏楽部(演奏協力) 加西市吹奏楽団(楽器提供)
〇課 題
「African Symphony」作曲:Van McCoy
「Pictures at an Exhibition」作曲:Modest Petrovich Mussorgskyより「La grande porte de Kiev」(抜粋)

これまで、主に小学生を対象に行ってきましたが、令和8年度は、中学校の吹奏楽部生徒を対象に開催しました。
午前の部は、はじめに、金沢大学医薬保健研究域医学系精神行動科学教授 菊知 充さんから、音楽の脳とこころに対する効果を脳科学の観点からお話しいただき、人間社会研究域学校教育系教授 吉村優子さんはじめ子どものこころの発達研究センターのみなさまをまじえて「ドラムサークル」を体験しました。
ドラムサークル体験​

次に、西本智実マエストロから科学的な視点から見た音楽のお話を聞きました。クラドニ図形の実験から、楽器の音が波でできていることを目で確認し、音楽はその波が重なり合って雄大なメロディとなることを知りました。続いて、「アフリカン・シンフォニー」と組曲「展覧会の絵」より「キーウの大門」(抜粋)の合奏練習を行いました。
クラドニ図形の実験​

午後の部のはじめは、分奏練習で、姿勢や息の使い方、楽器の構え方の指導を受けました。「管の長さは4mです。4mに40本のろうそくを置き、それを吹き消す勢いで遠くに届くように吹く。」や「複雑な三連符では、弦楽器のようなイメージを持って演奏する。」などのアドバイスを奏者のみなさまからいただきました。自分でもわかるくらい音が変わっていったそうです。
分奏練習01 分奏練習02

続く合奏練習では、西本マエストロから「強弱記号(フォルテやピアノ)は単なる音量の大小ではなく、その記号に応じた響きをつくる意識が大切だ。」や「楽曲の背景にある風景やストーリーを思い描き、音に情感を乗せる。」などのお話がありました。マエストロの言葉を聞き生徒がこたえようとすると、演奏をしている生徒がわかるほど音色が劇的に変化しました。
合奏練習

午後の講話と成果発表は、市教委・学校関係者と参加生徒の保護者に限定して公開しました。ドラムサークルは、来賓のみなさまにも参加していただきました。
成果発表は、小中学生が曲から連想する情景を描いた絵を舞台後方に投影しながら、2曲を演奏しました。西本マエストロの指揮で、中高生とプロの奏者あわせて総勢140名の楽団から奏でられる音楽は圧巻で、参加者全員の心に残る素晴らしい演奏となりました。

参加した生徒の感想(抜粋)をご紹介します。
・ パートに一人ずつぐらいの人数しかいないから、普段の練習では全く聞こえてこない音量が全方向から聞こえてきて、鳥肌が立ちました。(2年:クラリネット)
・ ずっと低い音を出すのに苦労していました。パート別でストラップの位置を調節してもらったことで、格段に低い音が吹きやすくなりました。教えてもらったことを忘れずに、これからの練習に活かしたいです。(3年:サキソフォン)
・ Bass Drumの大砲のところで、ぴったりあったときが楽しかったです。音楽で得られる効果や楽器の表現の仕方、音の響かせ方を学び、とても貴重で楽しい経験になりました。(1年:打楽器)
・ 教えていただいたことの全てに納得がいって、とても勉強になりました。技術面は素晴らしかったけど、何より楽しんで吹いている感じが伝わってきて、一緒に演奏できたことがとても光栄です。(3年:ピッコロ)
・ 少人数では感じられなかった音の響きや体の振動に、鳥肌が立ちました。音楽の楽しさや美しさがわかりました。高校で何をしようか悩んでいましたが、高校でも吹奏楽をがんばりたいと思えるようになりました。(3年:ホルン)
・ 最後に全員で立って客席と向き合った時に、初舞台となった後輩や他の学校の人の背中を見てうれしい気持ちになりました。(3年:チューバ)
成果発表

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