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”わくわく”「加西こどもいけ花教室(第3回)」を、夏休み真っ只中の 8月9日土曜日に開催しました。
今回は『光風流(こうふうりゅう)』のお稽古をしました。講師の長田先生·千種先生から、季節のお花一本一本の名前と特徴を話されたのち、流派が大切にされている『線の働きによる”空間”』をホワイトボードに書き示し、生ける際の花の長さや七宝の位置や角度等を、丁寧に説明していただきました。「今日生ける花、特に”体”となる花はちょっと難しいよ~」「でもみんなビックリするだろうし喜んでくれるかなぁ…」とお話しされながら、今回の生け花の”体”となる『パンパス』を、適切な長さまで茎を残し、穂先の皮を剥いていきました。すると何ということでしょう、ススキのような白い帆が現れ、フワフワと風になびき、とても涼しげで、この季節にピッタリの生け花となりました。受講生の子ども達からは「わぁ~綺麗!」「幾重にも重なった皮の下に、こんな素敵な穂が隠れていたなんて…」と、少し硬めの皮を剥く作業は大変でしたが、その後には素晴らしい感動が待っていました。その後の生け方についても、講師先生の話を真剣に聞き、日頃は経験のない華道の世界を楽しみつつ、自分らしさも表現できていました。
《再掲》
“いけ花”を通して、子ども達の感性を磨き、観察力·思考力·集中力を鍛えることを目的としていますが、子ども達には何よりも、毎回わくわくとした気持ちで参加して、四季折々の花の美しさを楽しんでくれたらと願っています。なお、11月8·9日(土·日)に開催される「加西市文化祭いけ花展」にも、子ども達の作品を展示させていただきます。ぜひ楽しみにして、会場に足をお運びください。
第4回講座の案内です。
と き : 9月6日土曜日 午前9時50分から
ところ : 加西市民会館 コミセン 2階美術教室
講 師 : 洸鳳御流 (こうほうごりゅう) 三宅 利鳳・柏木 加寿鳳 先生
※どうぞお楽しみに!