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「朝食を摂っていますか?」「水分を摂っていますか?」今回の講座はこの言葉からスタートしました。
本日のテーマは、熱中症対策。大塚製薬株式会社の宮本利夫様にご講演いただきました。
「熱中症」とは? 具体的にどういう状態で、どのようにして起こるのか、症状と重症度分類、さらにはそれに伴う対応と応急処置等について、分かりやすく丁寧に教えていただきました。
高齢者が心がける、ポイントは、以下の3つです。
1.「食事をきちんと摂る」
2.「適度な運動で筋肉を保つ」
3.「時間を決め、少量ずつ定期的に水分を補給する」
1では、特に『朝食の大切さ』
「エネルギー・栄養素の補給ができ、体温維持の効果、睡眠中に下がった体温や脈拍の上昇効果も得られる。また、良質な睡眠や便秘の予防にもつながります」とのことでした。
では、何を食べたら良いのか? それは、カラダに必要な栄養素をしっかり摂ること。
特に、カラダのリズムを整え、カラダを作るためにも、タンパク質が重要だそうです。
2は、暑さに慣れる身体づくり(暑熱順化)。
筋肉はカラダの水分タンク! 筋肉を増やすことは、暑さに負けないカラダづくりに役立つとのことです。
最後に3の『水分補給』です。「高齢者になると、食事量が減ることで、水分摂取量が減る」とのことで、
1日あたり1.2Lを目安にし、8回くらい摂取することが大事だとのお話がありました。
参加者からは、「大変参考になる講座でした。熱中症対策で、水・スポーツドリンク・経口補水液を飲むタイミングも分かりました。朝食の大切さ、バランスの良い食事を摂る、適度な運動等々、参考になりました。」などの声をいただきました。
皆さんからは、「今年の夏も元気に乗り切るぞ!」という心の声が漏れ聞こえてくるとともに、晴れやかな表情のもと、講義はあっという間に終了しました。