本文
「おいしく、みずみずしいリンゴを描いていきましょう」このような先生の声掛けを合図に始まった水彩画教室。初回の画材は「リンゴ」
昨年の初回も「リンゴ」が画材でした。継続受講の方は昨年より「おいしく、みずみずしく」描けるでしょうか。新規の方は、先生のアドバイスの中に隠れている『魔法の言葉』をヒントに「おいしく、みずみずしい」リンゴに挑戦です。
まずは、真ん中に丸を描くことから。
「影もしっかり捉えて。リンゴには底がある。そこに影がかかるように。」と先生から。
皆さんは、その言葉を聞きながら黙々と下書きを継続されました。
先生は、光と影を意識する言葉がけを続けられました。
「左上の光っている所のマークを描きましょう。」
「真ん中にも影がある。そこをマークして」と。
そしていよいよ着色。
「表面がツルっとしているものは、なでるように。」
「まずは赤色を。」「ただ、光っている所、色が違う所は塗らない様に」と、的確な指示。
大体塗れた段階で次のアドバイス。
今日のポイントは「影」。その中でも、「黒と白」は使わない。
そして魔法の言葉。「今日はリンゴ。ベース色に茶色を混ぜて影を入れることが大事です。」
「影を入れてばかりで、気分まで暗くなっていませんか~」と、一瞬の静寂を打ち破るような先生の一言に、皆さんから笑顔がこぼれました。
絵筆と画用紙の接地面から外側へ、外側へと塗っている受講生には、「薄く、薄く塗るテクニックが向上しましたね。」とお褒めの言葉。「先生、褒めるのが上手になりましたね。」こんな会話のキャッチボールから和やかな雰囲気が伝わってきます。
今日のまとめとして、絵の具の色数に関する話がありました。「色数は少なく。多くても5~6色。」「色数が多いと濁ります。」先生からたくさんの学びと刺激をもらいました。
今年も北部公民館は、みずみずしいリンゴが豊作です。