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令和7年度 南部かしの木学園 開講しました

記事ID:0052270 更新日:2025年5月22日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

 5月12日 月曜日、南部かしの木学園の開講式を行いました。当日は、朝から役員の方に椅子並べなどの準備をしていただき、9時30分頃から受付を開始しました。受付では、開講式の資料を配布するとともに、今年度、新たに参加される19名の方には、胸に花飾りをつけて、用意された席に案内をしました。
 10時から開講式の始まりです。最初に、南部公民館の歌をCDに合わせて受講生全員で歌いました。続いて、教育長からの挨拶や、新入生の紹介、運営委員長の高瀬さんからの挨拶、役員の方々の紹介がありました。

立ち上がって、受講生の方を向いてあいさつをする新入生の皆さん

 開講式の後は、講談師の旭堂一海(きょくどういっかい) 氏を迎えての開講式記念講談、弓の名人 扇の的「平家物語 那須与一」の始まりです。講談師は全国でも100人くらい、大阪には20人しかいないそうです。その中でも、旭堂一海 氏は特別若い26歳で、今後の講談界を背負っていかれる方だと思います。
 師匠に入門した頃のお話から始まり、講談には戦記もの、仇討ちもの、怪談ものなどのいろいろなジャンルがあることなどを面白いエピソードなどを交えながらお話をされました。その後に、本題である那須与一の講談が始まりました。那須与一は源平合戦の屋島の戦いで扇の的を射た弓の名人です。平家(へいけ)方が扇を持って「弓で射てみよ」と言ってきたのを受けて、源氏(げんじ)方が弓を引く武将を人選するときに、皆が、肩が痛い、体調が悪いなど色々な理由をつけて断る中で、17歳の那須与一がその大役を引き受けました。そして、名乗りを上げたあと、馬に乗って前に進み、天に祈りながら矢筒から矢を取り出して、弓を引き絞って放った矢が扇を射抜く様子が、一海氏の語りで、まるで目の前で繰り広げられているような情景が浮かんできました。​

金屏風の前で講談を演じている旭堂一海 氏 受講生が講談を見ている会場全体の様子

​ 一席が終わった後は、受講者が講談を演じる体験をするコーナーとなりました。おなかの丹田から声を出す発声練習をしてから、先ほどの那須与一の講談の中から抜粋された一節を、全員で大きな声で演じました。その後、舞台に上がって皆の前で演じる、我こそはという方はいませんかという呼びかけがあり、遠慮して誰も手を上げないのではと心配して見ていたところ、2人の新入生が手をあげて、それぞれ、舞台に上がりました。2人ともよく通る声で、上手に講談を演じられていました。​

舞台で講談を演じる受講生(1人目)       舞台で講談を演じる受講生(2人目)

  
 講談終了後は、受講生が一海氏と「師匠の旭堂南海(きょくどうなんかい)氏の講談を聞いたことがあるよ」とお話をするなど、交流をはかることも出来ました。

 このようにして盛況の内に、開講式と第1回学習会を終えることができました。南部かしの木学園では、今年度は加西の歴史や、防災、健康、環境、人権など色々な講座を予定していますので、楽しみながら学習していただけると思います。役員の皆さまには、準備から片付けまで大変お世話になり、ありがとうございました。

 次回、第2回学習会は、6月2日 月曜日 「年齢を重ねても身体を動かそう!楽々筋力体操」という演題で開催します。

 

 


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