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この講座も、いよいよ最終回。
先生から「時が経つのは早いものです。最初は、筆づかいもままならない状態の時もありましたが、今ではすっかり上達されました。」とお褒めの言葉をいただき講座はスタートです。
「混色して作った色は、他にも使えるところがないかを探すこと。これで作る手間が省けます。」
と、今日も先生から作品作りのアイデアをいただきました。
ただ、「黒を混ぜる時は、一気に混ぜない。」
間髪入れず生徒さんから「真っ黒になってしまいますよね。」
これに対し、「真っ黒になると、お先真っ暗になりますからね」と先生。
思わず周りは苦笑いでした。
風景画の『ひまわり畑』については、不思議な言葉が飛び出しました。
『空気遠近法』すなわち、「空気の色は見えないが、迷ったら空の色をまぜることです。」
生徒さんは着色しながら「ドキドキするなー、呼吸困難になる。他の所まではみ出してしまったらどうしよう」と緊張の表情を浮かべながら、着色されます。
『花・葉っぱ・人物・寺・車・外から見た部屋の様子・焚火・山の景色』を、一人一人が思いを込め、ひたむきに描き続けられていました。
先生も一人一人に考えさせながら、的確にそして丁寧にアドバイスを続けられました。
この講座を通して、皆さんはいっぱい考え、そしてチャレンジすることができました。
絵を描く時は、一人かもしれませんが、仕上げていく途中段階では、力になってくれる人(仲間)がいることの大切さを改めて感じた時間となられたはずです。
今回でエンディングとなりますが、『すべての終わりは、すべての始まり』です。
また次への挑戦が楽しみです。そして来年度もこの講座は開催していきます。
最後に、講師の寺本先生、参加者の皆さま、本当にありがとうございました。