本文
今回の講師は、「加西市地域包括支援センター」センター長 黒田ますみ 氏、課長補佐 織田幸枝 氏です。
『フレイル予防と健康長寿』と題し、健康づくりやフレイル対策について、分かりやすく丁寧に、そして熱くお話しいただきました。
スタートは黒田センター長のお話です。
地域包括支援センターのパンフレットを使い、『運動』『食事・口腔ケア』『支え合い』の3つのお話がありました。お話の前にフレイルチェック「あなたのフレイル危険度は?」を行いました。
握力の低下は全体の筋力低下につながり、要注意とのお話がありました。また、『食事・口腔ケア』では、1日10種類の食品をとることが大事であることが分かりました。
覚え方は、『さ あ に ぎ や か に い た だ く』。『さ』は魚、『あ』は油(油を使った料理)、『に』は・・・?以下については、ぜひご家族でにぎやかに話し合ってみてください。パンフレットは、地域包括支援センターで入手可能です。答えは、その中にありますよ。
『支え合い』では、『一人で黙々とウォーキングをすること』も大事ですが、それ以上に『何人かでお茶を飲みながら話をする』ことの方が、つながりや支え合いになると教えていただきました。
続いて、これからの人生、自分で決めて進めていくと題した織田補佐の話です。
「自分らしい人生をどのように過ごすか」を考えるには、「自分らしい最期」について考えること=(イコール)「人生会議(ACP)」が必要で、なおかつ大切だと教えていただきました。
人生会議(ACP)とは、大切にしたいことや信頼できる人がだれであるのかを考え、話し合い、そして大切な人に伝えていくための取り組みです。
『これからも自分らしく暮らしていくために』、とても大切な取り組みであることが分かりました。なおこの用紙は、加西市HPまたは長寿介護課窓口でも入手可能です。
参加者からは、「フレイル予防についての重要性を考えさせられた。健康寿命を伸ばすだけではなく、人生を楽しく、誰かの役に立つように心がけたいと思います。ACPについて、初めて聞いた内容でしたが、参考になりました。」等々の感想が多く寄せられました。
講演後には、本年度「北部かしの木学園」閉講式を行いました。
1年間を通し、熱心に講座での学びを深めていただいた13名の方々に対し、皆勤賞を授与させていただきました。本当によく頑張っていただきました。そしてささやかながら、新しい挑戦や目標に向かう人へのエールを込めて、職員が育てた「成功」の花言葉をもつ「ネモフィラ」の苗をプレゼントしました。
最後に、一年間「北部かしの木学園」に参加、そして協力していただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。来年度も職員一同、皆さまの参加を心よりお待ちしております。5月2日(金曜日)には、元気にお越しください。