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2月3日 月曜日に、第10回かしの木学園の学習会を行いました。寒さが厳しい時期ですが、約90名の方が「加西の歴史、加西西国三十三カ所霊場巡り」を受講しました。講師は、加西西国三十三カ所霊場巡拝の会の東羅 勉 氏です。
東羅 氏は巡拝が主で、今まで講演などをされたことはないそうですが、加西市民にもあまり知られていない加西西国三十三カ所の寺を是非、紹介していただきたいとお願いして、講師を引き受けていただきました。
自己紹介では、マラソンで活躍された君原健二さんが四国八十八カ所を巡拝したという話を聞いて、何かいいことがあるのではと思って、四国八十八カ所と別格二十カ所を巡拝したというお話をされました。西国三十三カ所も訪れたそうです。加西の三十三カ所は今回の講演の前にまわった1回を含め計3回まわっておられるそうで、御朱印を集めたり、住職さんと話をされたりしたそうです。
講演は、北条町横尾にある第1番霊場の楽法寺(らくほうじ)の説明から始まりました。法華山一乗寺と自分の檀家の寺くらいしか知らないという方も多いと思いますが、加西三十三カ所の中には、1300年以上の歴史のある所や、多宝塔の建っている所など、立派な寺がいくつもあります。南部公民館の近くにある鶉野町の第19番 大願寺(だいがんじ)や、繁昌町にある第20番 百代寺(ひゃくだいじ)を含めて、第33番霊場 酒見寺(さがみじ)まで、三十三カ所の寺それぞれについて、建立時期などの歴史や、住職さんと話した内容などを順番に説明をされました。1つ1つの寺に思い出や思い入れを強くお持ちのようで、詳しい内容を紹介していただきました。
最後に、この講演を機会に、是非、加西市内の寺を回っていただきたいというお話をされました。1人でも多くの方が寺を訪れて、加西の歴史や文化遺産に触れていただければ幸いです。
今回が、令和6年度 南部かしの木学園の最終回だったので、講演終了後、閉講式を開催しました。すべての回に参加された皆勤賞38名の方の表彰式をおこないました。受賞された皆さま、おめでとうございます。また、会場設営や受付など、運営に協力いただいた役員の皆さま、1年間どうもありがとうございました。
令和7年度は5月12日 月曜日に開講します。現在の受講生の方が引き続き受講されることを希望します。また、新しく入学される方も歓迎します。一緒に学んでいきましょう。