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令和6年度シニアカレッジ『第10回中央かしの木学園(最終回)』を開催しました。
今回は『JICAの活動を通して想う』と題して、アフリカ大陸中部に位置する「ガボン共和国」に、青年海外協力隊(幼児教育支援)として派遣された、市内こども園勤務の 古本 舞 さん に講演をしていただきました。
実は古本さんが、青年海外協力隊として派遣されたことを、以前”広報かさい”に紹介されていたので知っていました。このたび縁あって、中央かしの木学園で活動報告してもらえることを、本当に嬉しく思っています。
講演では、「よしやってみよう!」と勇気の一歩を踏み出したこと。「どうせ派遣されるのなら二度と行かないであろう地に!」と発展途上の国に行ってみたものの、様々な食生活や文化の違いに驚いたこと。さらに青年海外協力隊としての任務である『保育教諭』の経験を活かし、ガボンの子ども達の健やかな成長のために、様々な関わり方を紹介し、現地の先生方にも実践いただけたという活動報告をしていただきました。最後は、今回講演の機会を得て、資料をまとめていくなかで、「生活習慣や文化が異なる人々が、互いに認め合い、対等な関係を築きながら地域社会で生活していくことの大切さ等、多文化共生について改めて考えさせられました。」と結ばれていました。
学園生の皆さんは、ちょうど年恰好的にご自身の孫娘が、遠く異国の地で過酷な生活環境にも負けず頑張ってきたのだなと、温かい雰囲気のなか、本当に優しい眼差しで、終始聞き入っておられました。
講演後は、「あんた大変な中でよく頑張ったねぇ~」「貴重な体験をしたね。お話はおもしろかったよ~」「お疲れ様、ありがとう~」と講師に言葉をかけておられました。市内こども園に勤務されている古本先生、これからも貴重な体験·経験を活かし、加西市の子ども達の健やかな成長に、お力添えいただけますようお願いいたします。
終始、熱心に受講されていた皆さんの様子を写真にて紹介します…
★引き続き「閉講式」を行いました。
館長式辞のなかでは、社会教育でよく言われる ”Well-being” それを可能にするのは ”Do-er”(行動する人·実行する人) であり、その行動している人こそ ”中央かしの木学園” で学ばれている皆さんお一人お一人であると賞賛するとともに、毎回の講座では『集い·学び·繋がり』を大切にできたことを振り返りました。さらに、来年度も人生100年時代を豊かいに生きていくため、学び·笑い·感動いっぱいの多種多様な講座を計画していることを紹介しつつ、中央かしの木への参加申込をPRしました。
また、今年度皆勤賞に輝いた25名の皆さんに紹介及び表彰状授与を壇上で行いました。(とても喜んでいただけました)