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今回の講師は、加西市役所政策部防災課 課長補佐の宮脇 巧氏。
『自然災害と防災の心得・情報伝達』と題し、「災害時の避難」「日頃の備え」「情報伝達」
の3項目について、分かりやすく丁寧に語っていただきました。
1「災害時の避難」
「過去から学び、未来に生かす」では、加西市の災害小史を学びました。
過去には、加西市でも、台風の豪雨による万願寺川の護岸が決壊したり、阪神淡路大震災時には加西市でも震度4を記録しました。振り返れば、いくつかの災害が発生しているというお話しがありました。
具体的な話として、先月話題になった「南海トラフ地震」。
加西市も地震発生時には、震度6弱が想定されており、これは、8月の宮崎県日向灘沖と
同じ震度にあたるということでした。
このような状況から、加西市では現在のところは、大きな災害はデータ上では無いが、それはたまたま被害がなかっただけ。
「万一の備えは必要です!」という言葉には重みを感じました。
2「日頃の備え」
次に、加西市にある避難所の場所や種類等について教えていただきました。
加西市作成の「防災ハザードマップ」を使って説明いただきましたが、
「この冊子には、市内すべての情報が満載されているばかりでなく、様々な情報が記載されています。
だからこそ、有効にご活用ください」との言葉に本気度を感じました。
3「情報伝達」
避難情報等のお知らせ方法として、今年4月から運用開始となった「かさいライフナビ」について
教えていただきました。
防災情報等が受け取れるアプリで、ぜひ導入してくださいと熱く語っていただきました。
最後に、情報伝達を通じて、防災をはじめ様々な情報をお知らせすることで、
「誰一人取り残さない加西市を目指します」という力強いお言葉をいただき終了しました。