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令和6年度シニアカレッジ『第5回中央かしの木学園』を開催しました。
今回は、この3月まで中国国際航空·客室乗務員であられた 上田尾 優 氏 をお招きして『空のしごと』と題してご講演いただきました。主な内容は、客室乗務員としての「空でのお仕事」、大学時代の留学をきっかけに現在お住まいされている「ニュージーランド」について、最後は中国の航空会社及び現在はニュージーランドのホテルに勤務されて感じる「日本の良さ」等でした。
客室乗務員という憧れの職業の様子を、美しく色鮮やかな写真に、当時の感想や解説を添えて紹介していただけました。訓練の様子や研修機内でのサービスの様子、でっかいジャンボジェット機の前での素敵な笑顔の記念写真等々、本当に興味深いお話の数々でした。また、中国には政府専用機がなく、中国国際航空がかつて国営であったため、中国の要人も利用しているということで、思わず「習近平国家主席と出会われたことはありますか?」とのフロアーからの問いかけに、「フライトのお世話をしたことはないが、空港ではちょくちょくお見かけした…」に対して、会場からは「へぇ~」と感嘆の声が広がりました。
また、ご講演の中ではサラッとしか触れられなかったのですが、講演前の打合せの時にお聞きした内容としては、出身は神戸市須磨区で、小学校3年生からゴルフを始め高校3年生まで続けていたため、加西市(アオノゴルフコース)には年に2回大きな大会があって訪れていたので懐かしい。将来プロゴルファーをめざすのか、中学生からの夢であった客室乗務員をめざすのか迷ったが、大学で英語の勉強を続けたこと、留学でニュージーランドに行ったこと、そこで知り合った中国の友人から中国に対しての印象がガラリと変わったこと…、そんな様々な経験を経て大学卒業時には、憧れであった客室乗務員に、かつ、中国の航空会社に採用されたことを本当に嬉しかったと話されていました。就職当初は、中国語が上手に話せず迷惑をかけることもあったが、努力を重ねつつ、8年間国際線Ca(特にVIP担当)として頑張る中で、一昨年には最優秀客室乗務員にも選ばれたそうです。そのようは経験を活かし現在は、ニュージーランドの一流ホテル最上階にあるVIPルームで、接客をされているようです。(同じ兵庫県民として誇らしい!)
熱心に受講されていた皆さんの様子を、写真にて紹介します…
今回も朝から暑い中、会場準備及び後片付けをしてくださった当番の講座生の皆さん、朝早くからお昼前までご協力をいただき、本当にありがとうございました。
※第6回講座のご案内です
と き : 10月8日火曜日 10時00分から
ところ : 加西市民会館 コミセン3F 小ホール
テーマ : 演題『日本の失われた30年』
講 師 : 中国ビジネスアドバイザー 垣見 玄吾 氏
*どうぞお楽しみに!