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第4回「シニアカレッジ北部かしの木学園」で花開く

記事ID:0046303 更新日:2024年8月19日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

講師は、園芸アドバイザーの大野晶則氏。
各地のシルバーカレッジにおいて、園芸専攻コース等の方々に講義をされています。
今回は「花づくりの心得~コンテナ栽培の基礎~」と題し、どんな場所でも楽しめる
コンテナ栽培の魅力について熱く語っていただきました。


最初に、加西市には、農林水産技術総合センターをはじめ、フラワーセンター、播磨農高等があり、
素晴らしい園芸生産者が多数おられるというお褒めの言葉をいただきました。
写真でご紹介いただいた大野先生の自宅の寄せ植えの美しさに魅了されつつ、本日の話がスタートしました。

あいさつをしている講師の写真 ルピナス、パンジーの寄せ植えの写真

コンテナ栽培のポイント、とにかく“用土”が大事で、水はけに注意。
そして、人間のごはんにあたる“肥料”を切らさないことを大切にしてくださいとのことでした。

「良い土」に関しての説明。ポイントは以下の7つ。
1.通気性・排水性  根が呼吸しやすいように空気の層をつくることが大切。
2.保水性  保水性の赤玉土などを使用することが大切。
3.保肥性(肥料持ち)  保肥性が良い用土(赤玉土、ゼオライト)を混合して使用することが大切。
4.適度な土の重さ  草丈の高い植物には重い土等、目的によって使用する土を選ぶ。
5.適正な酸度(pH)  植物ごとに適したpHを確認する。
6.清潔な用土  臭いや虫の発生を抑えるため、清潔を保つ。
7.有機物(堆肥)の必要性  有機物を堆肥する目的は土壌改良のため


土の説明をする講師の写真 シクラメンの寄せ植えの写真

続いて、「鉢の選び方」のポイント説明。
1.材質(デザイン・機能性)  プラスチック、素焼き、木製、モルタル・コンクリート、金属、アートストーン。
2.容器の深さ  植物の根域に深さに応じた1~2サイズ大きな鉢を選ぶ。ポイントは「大は小を兼ねない」とのこと。

ホワイトボードを使って説明する講師の写真 ペチュニアの寄せ植えの写真

次に「肥料」について。
1.元肥  初期育成を促すスターター肥料。植え付け前に土壌と混合させておく。
2.追肥の施し方  液肥・錠剤肥料・粒状肥料があり、植物が生育し、肥料の要求度が増していく中で与える。

最後に「植え付けからの管理」について。
1.ポット苗 根のほぐし方の基本  根は切らず、鉢底と肩の土をほぐす程度にすること。
2.土の入れ方 鉢底石、ウオータースペース  鉢底の停滞水を防ぐため、鉢底石を使用。必ずウオータースペース確保。
3.その他  置き場所・水やり・花がら摘み・摘心(ピンチ)と切り戻し、等々。

質疑応答している講師の写真 レモンの寄せ植えの写真

講師の人柄に触れ、優しい語り口に癒され、受講生の皆さんも花を大切に育てたいと感じられたようです。
受講生から寄せられた感想には、「肥料等もあまり与えたりしませんでしたが、水や土の大切さも分かりました。
花も人間と同じ。もう少し花の気持ちになってこれから育てていきたいと思います。」
と綴られていました。


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