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「公民館講座ドラフト会議」よりアイデアをいただいたお料理講座を開催いたしました。
講師は調理師歴50年のキャリアをもつ「通称つねじいさん」です。
「料理=愛」と語るつねじいさんは、当日はコック帽を身に着け、颯爽と登場。
手や腕のストレッチから始まり、「フライパントレーニング」を教えていただきました。最初はフライパンの上にタオルを乗せて、フライパンの端を上手に使ってひっくり返す練習です。片手では、フライパンが結構重くて、両手でやってみたりしながらコツをつかんでいきます。タオルは軽いので濡らしたタオルでの練習も良いそうです。次は、大豆を入れて練習です。先ほどのタオルと違って大豆がフライパンを飛び越えて、床の上をここぞとばかり跳ねていきます。つねじいさんも何百回と練習を積んだと話されていたように、未来のフライパン名人を目指して練習あるのみですね。
次は、「魚のさばき方」を教えていただきました。さばの三枚おろしに挑戦です。あらかじめ内臓の処理を先生がしてくださっているので、包丁の持ち方から、骨に沿って包丁をあてるという包丁さばきを習いました。なかなか魚をさばく機会のない子供たちでしたが、ナイロン手袋をはいて、とまどいつつも雰囲気を感じ取れたことと思います。
そして、本日のメニューは、釜飯風炊き込みご飯、焼き飯風ピラフ、サラダ、ドレッシング作り、プリン、カラメルソース、コーンクリームスープです。時間の都合で出来なかったものもあったのですが、プリンは時間内に固まらなないかも…という配慮から先生が作ってきてくださったものを試食しました。
サラダ用の野菜を手でちぎる、キュウリを切る、トマトを切る、お米を量る、調味料を入れるなど、どの工程もみんなが少しずつ出来るように配慮してくださり、子供たちは楽しみながら、愛情も注ぎつつ料理が出来たと思います。
フライパンでご飯を炊いたり、ピーマンの簡単なヘタの取り方だったり、ちょっとした料理のコツ、ヒントを惜しみなく伝授してくださり、「やってみたい」のもう一つ上の「やってみよう」と思わせる話術と、柔らかい雰囲気で、和やかな料理教室となりました。
では、みんなで「いただきます。」
そして、「つねじいさん、ありがとうございました。」