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公民館で活動している登録グループが、社会貢献活動のひとつとして
地域に出向き、自分達の身につけた成果を還元していく出前講座があります。
今回は、ペン習字を習っているグループが、九会学童で出前講座を開催しました。
対象は、小学校1~4年生。
本日の課題は、「しょちゅうおみまいもうしあげます。」の葉書。
1年生は、すべてひらがなで、学年が上がるにつれて漢字が入ってくるよう、
丁寧に工夫してありました。
まず全員に手本と練習用の紙が配られ、手本を見ながら書いていきました。
大きさやバランスを考えながら、『書いては消し、消しては書く』の繰り返し。
1枚目が書けると、先生の所へ持っていき、気を付ける点などを聞きました。
先生から「上手や」と言われたこどもは、思わずにっこりして喜んでいました。
時間が経つにつれ、先生に見せに来るこどもの数も増え、10人程の列が出来上がっていました。
待っている間は、きっと退屈になるだろと思いましたが、
日頃から学童の先生方のご苦労とご指導もあり、
こどもたちは本当に『おりこうさん』でした。
2枚目を見せに来たこどもらは、先生から、
「前より良くなっている。書くたびに上手になっているよ。」
「まっすぐに書けているから、これでいいよ。」など、お褒めの言葉をもらい、またまたにっこり。
清書を持ってきたこどもは、ご褒美のハンコ「よくできました」を押してもらいました。
後ろに並んでいたこどもたちものぞき込み、うらやましそうな表情で眺めていました。
自信なさ気に来たこどもには、「上手にかけているよ。自分は上手だと思っておくんだよ。」
の声掛けに、安心した表情を浮かべていました。
1時間という短い時間でしたが、こどもたちはしっかり集中して取り組んでいました。
とても立派に見えました。
これからも丁寧な文字を書き続けてくれることを願っています。
最後に、ご協力いただいた「初心者美文字レッスン」から参加いただいた4名の方、
学童保育の先生方、本当にありがとうございました。