ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政 > 市の概要 > 公共施設案内 > 加西市公民館 > 令和5年度 第4回 南部かしの木学園 開講しました

本文

令和5年度 第4回 南部かしの木学園 開講しました

記事ID:0038080 更新日:2023年8月30日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

 8月7日 月曜日に、第4回かしの木学園の学習会を行いました。約80名の方が参加されて、「玉丘古墳の再評価、クワンス塚古墳の調査成果から」という演題で、講師は、生涯学習課 埋蔵文化財整理室 宮原文隆 氏にしていただきました。

 玉丘古墳が前方後円墳だということは知っていたのですが、前方後円墳は年代とともに形が変わっていき、その形を見ればいつ頃に作られたものかがわかることや、古墳には階層序列があり、前方後円墳はその最上位に位置付けられているということは、初めて聞きました。

 玉丘古墳からの出土品として、王者の棺(ひつぎ)と呼ばれている長持形石棺(ながもちがたせっかん)が出たことで、ヤマト王権との関係がある豪族がいたであろうことがわかるそうです。播磨国風土記にも記述があり、古墳時代からヤマト王権とつながっていたということで、加西の歴史の長さ・重みを感じました。

 クワンス塚古墳というのは、玉丘古墳の近くにあるのですが、平成8年の調査で埴輪や鉄器、土製品など多くの出土品があったそうです。この2つの古墳は、古墳の向き・角度が一致しているということと、製作された埴輪の共通性で関係がわかるということですが、古代に作られた古墳に対して、科学的なアプローチをとられていることが興味深かったです。

 また、この講演では、北条町にある埋蔵文化財整理室から中継し、整理室にある出土品などを南部公民館の受講生に見ていただく試みをしました。埋蔵文化財整理室にいる人がスマホで撮影している映像を会場に中継して講師が解説されたのですが、現場に行かないと見ることが出来ない埴輪などの出土品を、会場でアップの映像を見ることが出来て、非常によかったです。

 今回のお話を受けて、是非、多くの方が玉丘史跡公園や埋蔵文化財整理室を訪れていただければと思います。

​       資料をプロジェクタで映して話をされている講師と、参加者 

​ 

      埋蔵文化財整理室から中継で映された埴輪の映像

 

  ​

 

 


公民館からのお知らせ
公民館の利用方法
登録グループ活動
オススメ
  • 気球の画像
  • 紫電改の画像<外部リンク>
  • 播磨の国風土記の画像