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2011(平成23)年3月11日午後2時46分、世界中に衝撃が走りました。
『東日本大震災』
2023(令和5)年6月13日、善防公民館と宮城県気仙沼市をオンラインで繋ぎ、東日本大震災から12年を経た気仙沼市の被災から復興までの挑戦をオンライン学習という形で、実施いたしました。
気仙沼復興ボランティア支援団体ドリームクラブの副会長の松下尚子氏に、当時のことを語っていただきました。
松下氏は、ご主人が行方不明であるという状況の中、当時気仙沼市民会館の館長としての職務を全うされました。
体験された方の語りは重く、心に響き、染み込んいく感覚でした。もしかしたら、当時を「語る・話す」ということはつらいものなのでは…と思ってしまいますが、年月が「語る・話す」ということをさせてくれるようになったのでしょうか。
その思いに近づくことはできても、決して追いつけない、尊さを感じました。
私たちは、阪神淡路大震災を経験しましたが、写真で見る津波、映像で見る津波しかわかりません。
海とは切っても切り離せない生活をしてきた人達ですから、「海と生きる」この理念が人々を奮い立たせるのでしょう。
気仙沼市市会議員でドリームクラブの顧問の佐藤健治氏からは、復興と地方創生について詳しく説明を受けました。
今回、この「かしの木学園」で、生の声を聴いた衝撃は、当時の記憶を呼び起こすには十分で風化させてはいけないと強く感じました。
「地方にある世界の港町」を目指す気仙沼に、私たちが足を運ぶことが「まち・ひと・しごと」において地域の活性化につながる「何か」に繋がることを願わずにはいられません。