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7月8日金曜日 第3回シニアカレッジ北部かしの木学園を開催しました。
今年は、極端に梅雨時期が短く、6月に全国で猛暑日が続き、
熱中症にかかる人も急増しました。
また一方では台風の影響から、局地的な豪雨や台風から遠く離れた地域でも
水害に遭われました。
今回は、今からの季節にマッチしたテーマ
『 防災情報とその効果的な活用について 』と題した、
神戸地方気象台防災気象官の楠田和博氏による講演会でした。
初めに、神戸地方気象台の紹介をされ、続いて近年発生した風水害の実例、
気象災害の推移や台風の被害について資料を元に説明していただきました。
また、気象台が発表している防災気象情報の種類と入手方法について
わかりやすく教えていただきました。
先生のお話の内容から、大切なことは、住民ひとり一人が避難行動について
正しい知識と情報取得の手段を平時から熟知しておくこと
ということでした。
そしてプロアクティブの原則
1 疑わしい時は行動せよ
2 最悪事態を想定して行動せよ
3 空ぶりは許されるが見逃しは許されない
という3つ原則に則った対応が重要であると教えていただきました。
加西市は比較的自然災害の少ない地域だと言われています。
しかし、絶対に災害に遭わないとは言い切れません。
「 まさか 」という考えを「 いつかは 」という考えに転換することが大切ではないでしょうか。
今回は具体的で詳しい資料を提供いただき、大変わかりやすくご講演いただきました。