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令和4年度 善防公民館主催講座の皮切に、善防シニアカレッジ「かしの木学園」を5月10日に開講しました。
開講式には44名の方が出席され、生涯学習課長があいさつを述べた後、12名の新入園生をご紹介しました。受講生の学習意欲を強く感じるスタートとなりました。
第1回の講座は、「加西市南部の豊かな自然」と題し、あびき湿原保存会会長 山下公明氏によりご講話いただきました。
最初に、ドローンで空撮された壮大なあびき湿原全体の映像を見せていただきました。大きなスクリーンにうつし出される大自然は、受講生の関心を一段と引き付け、湿原に生息する動植物のカラーパンフレットと照らし合わせながら、熱心に学習されていました。あびき湿原に希少な植物が保全できているのは、9年もの長きにわたり、湿原の保全作業にご協力いただいたボランティアさんのご尽力の賜物であると、先生のお話から感じ取られた受講生の方から、保全作業へのご苦労に感謝の言葉が贈られました。
講話の終わりの質疑応答では、環境保全に係る経費や人材についてのご質問もあり、「この学習を機に、実際に足を運んでみたい」と仰ったお言葉に、他の受講生の方々が頷かれる場面もありました。
多くの生き物たちの楽園である あびき湿原は、これから様々な動植物の見ごろの季節を迎えます。加西の自然の宝や環境保全を感じながら、あびき湿原で楽しいひとときを過ごされてはいかがでしょうか。
「善防かしの木学園」の年間学習は10回コースで、様々な分野の学習を計画しています。受講を希望される方は、お気軽に善防公民館(電話 48-2643)まで問い合わせください。これからの申し込みも大歓迎です!
講座を通し、学ぶことはもちろん、学びの仲間が増えることも人生には大切で重要だと思います。かしの木学園で、受講仲間とともに学習を楽しみましょう。
次回は、6月14日(火曜日)です。皆さま、お誘いあわせてのご来館をお待ちしています。報告ブログもお楽しみに!