本文
11月20日土曜日に中央ふれあいまつり特別公開講座として令和3年度第6回かしの木学園「あわせて芸歴123年会」を開催しました。
腹話術歴52年の春風小イチローさん、和太鼓・民謡歴43年の加古俊信さん、マジック歴28年の岡本正秋さんのお三方が同じ舞台に立ってそれぞれの芸を披露してくださいます。
ホールに響き渡る加古俊信さんの勇壮な太鼓で幕が開け、続いてひまわりっ子クラブの皆さんによる元気いっぱいのお祭り囃子でオープニングを飾ってくださいました。
三人よもやま話では長年にわたって芸をされて来られて一番嬉しかったことをお伺いしたり、それぞれの芸を食べ物に例えていただいたりと、お三方にそれぞれの芸について語っていただきました。続いて春風小イチローさん率いるろごす腹話術研究会ねひめ加西さんによる腹話術「お人形のしりとり歌合戦」、マジック同好会の石田さんによるマジック「あら不思議!」など、楽しい舞台が続きました。
その後もお三方に縁のある中野智津子さんによる舞踊常磐津「一寸法師」や加西市こども狂言塾生の皆さんに小舞などを披露していただきました。
そして、いよいよみなさんお待ちかねのお三方の登場です。トップバッターはマジックの岡本正秋さんによる「お楽しみマジックショー」です。どんぶりに小さく刻んだ白い紙をパラパラ入れて不思議な粉を振りかけてやかんのお湯を注ぐと、なんと本物のうどんの出来上がり!瞬きしないで見ていたのに不思議です。
そして春風小イチローさんが相棒シンちゃんと一緒に登場です。シンちゃんとの掛け合いも自然でそのうえそれぞれがハーモニカを吹くという不思議な舞台で、ついついシンちゃんがお人形だということを忘れてしまいました。
最後のトリは加古俊信さんによる民謡「後藤又兵衛一代記」です。佐竹法山さんの尺八演奏で始まり、静まり返った会場に加古さんの渋い力強い歌声が響き渡り、後藤又兵衛の活躍が目に浮かぶようでした。
フィナーレでは、あばれ太鼓の女性三人の太鼓演奏に乗せて、総勢約70名の出演者のみなさんが再び舞台に登場されました。
最後に春風小イチローさんが本日出演された方をはじめ、会場に足を運んでくださった来場者の皆さん、そして今まで応援してくださった多くの方々にお礼と感謝のことばを述べられました。
これからもそれぞれの芸で加西市や近隣の多くの人を笑顔にしようとされているお三方が、ますますご活躍され長く長く芸歴を積み重ねられることを願いつつ、会場のみなさんからの大きな拍手で「あわせて芸歴123年会」の幕を閉じました。