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新年明けましておめでとうございます。皆さま方におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、元日に能登半島地震が発生するとともに、9月には令和6年奥能登豪雨により石川県能登地域で大きな被害が発生しました。また、8月には日向灘を震源とする地震が発生するなど、自然の猛威に恐れを抱いた1年でした。改めて、お亡くなりになられた方々に対し、謹んで深い哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さま方に心からお見舞い申し上げます。今年は、阪神淡路大震災の発生から30年という節目の年を迎えます。市民の皆さまの安全・安心の確保に向け、一層の防災対策に取り組んでまいります。
現在、市では市立加西病院の移転や小中学校の再編など、50年に1度とも言われる大型事業を進めています。市立加西病院は兵庫みらい農協本店の東へ移転し、病院の持つ力を生かし、周辺に商業施設や住宅地を整備するなど、病院を核としたまちづくりを目指します。また、医師確保に努め、地域医療の充実を図ります。学校再編では、来年4月に泉地区の4小学校を統合し、新しい「泉小学校」がスタートします。将来を担う子どもたちの育成に向け、スクールバスなど教育環境の整備を行うとともに、閉校となる学校の跡地については、活用方法を地域の皆さまと協議し、地域の活性化を図ってまいります。
少子高齢化の進展やデジタル技術の発展により、社会は目まぐるしく変化を続けており、行政の在り方も変革が求められております。しかしながら、これらの要請に行政だけの力で応えることはできません。市民の皆さまのお声を頂戴し、コミュニケーションを図りながら、未来を見据えた取り組みを協働で推進してまいります。
本年も、加西市のさらなる発展のため、全力で市政運営に邁進してまいります。皆さまのより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。結びに、新年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
令和7年1月吉日
加西市長 高橋 晴彦