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鶉野飛行場線の防空壕撤去について(市長コメント)
現在、加西市は、鶉野飛行場跡地を活用した平和事業を積極的に展開しています。昨今の世界情勢の観点からも、平和に関することは大変重要な課題だと考えています。
今回撤去の対象となった防空壕についても、市としては大事な歴史遺産であり、出来る限り現況のままで保存をしたいと考えておりました。
一方で、現在の国道372号線法華口交差点の恒常的な渋滞問題は、道路の拡幅等によっても容易に解消することが出来ず、市民生活や通行される利用者の喫緊の課題であり、解消するためには、国道372号線のバイパス化、将来その一部となる市道鶉野飛行場線の整備が必要でありました。これは、加西市の未来の姿を大きく左右する大変重要な事業であり、なるべく市街地に近いルートを取ることで、市のさらなる発展を期待することが出来ます。
工事計画にあたり、この防空壕を避けるルートを含め、3つのルートを検討いたしましたが、早期完成に向けて、住民の方々のご協力をいただく上で、また費用面を踏まえ、市民全体の利益を最優先し、総合的に判断し、平成28年度に決定いたしました。その後、議会においても、この課題については様々なご質問を受け、議論を展開しながら、令和4年3月議会において、全会一致で市道認定を可決決定いただきました。
撤去するにあたり、万全な調査のうえ、資料につきましては、後世へ平和を語り継ぐ地域遺産として活用してまいります。今後の加西市の発展のため、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
加西市長 西村 和平
今回撤去の対象となった防空壕についても、市としては大事な歴史遺産であり、出来る限り現況のままで保存をしたいと考えておりました。
一方で、現在の国道372号線法華口交差点の恒常的な渋滞問題は、道路の拡幅等によっても容易に解消することが出来ず、市民生活や通行される利用者の喫緊の課題であり、解消するためには、国道372号線のバイパス化、将来その一部となる市道鶉野飛行場線の整備が必要でありました。これは、加西市の未来の姿を大きく左右する大変重要な事業であり、なるべく市街地に近いルートを取ることで、市のさらなる発展を期待することが出来ます。
工事計画にあたり、この防空壕を避けるルートを含め、3つのルートを検討いたしましたが、早期完成に向けて、住民の方々のご協力をいただく上で、また費用面を踏まえ、市民全体の利益を最優先し、総合的に判断し、平成28年度に決定いたしました。その後、議会においても、この課題については様々なご質問を受け、議論を展開しながら、令和4年3月議会において、全会一致で市道認定を可決決定いただきました。
撤去するにあたり、万全な調査のうえ、資料につきましては、後世へ平和を語り継ぐ地域遺産として活用してまいります。今後の加西市の発展のため、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
加西市長 西村 和平


平成27年8月 | (仮)鶉野飛行場線道路設計に着手 |
平成27年9月 | 第258回定例議会の建設経済厚生委員会において、L字型防空壕(通称)の撤去の可能性に関する質問があり、「防空壕を避けるルートについても検討を行っている」ことを回答。 |
平成27年11月 | 補償物件や防空壕の位置等を考えて、3つのルート案を検討。 |
平成28年9月 | 精査の結果、近隣の建物やため池に影響が最も少なく、更に西側に続く国道372号バイパスのルートを考慮。同時に費用面なども踏まえて総合的に判断し、現在のルート案を採用。 |
平成29年3月 | 第264回定例議会において、採用した道路ルートに基づき用地買収を進める議案を上程。 そのルート、道路形状等について審議の上、全会一致で承認を得る。 |
令和2年3月 | 第281回定例議会において、L字型防空壕について撤去の回避を求める質問があり、「道路計画において保存は不可能である」ことを回答。 |
令和2年12月 | L字型防空壕内側の3次元レーザー測量を実施。 |
令和3年10月 | L字型防空壕外側の3次元レーザー測量を実施。 |
令和4年3月 | 第294回定例議会において、(仮)鶉野飛行場線を市道として認定を行う議案を上程。 ルート選定の過程およびL字型防空壕撤去の回避に関する質問があり、その選定経緯と「現状保存は不可能なため、3次元デジタルデータでの記録保存を行う」旨を回答し、全会一致で承認を得て正式な市道となる。 |
令和4年6月 | 道路整備を進める過程で、周囲の土を取り除き、L字型防空壕の全容が明 らかとなる。 |
令和4年7月 | L字型防空壕外側について3次元レーザー測量を補足実施。 撤去予定のL字型防空壕を、多くの皆様にご覧いただくため見学会を開催。 |
※残っているI字型防空壕(通称)、神戸大学食資源研究センター内に数多く残る防空壕等については、保存を図るとともに活用を検討してまいります。
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土木課
Tel:0790-42-8752 Fax:0790-42-1998
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鶉野未来課
Tel:0790-42-8757 Fax:0790-43-1800
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