本文
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の生態
一部の地域でジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)が発生しています
(左)水路側壁の卵塊
(中)稲株に産み付けられた卵
(右)水田内を移動するジャンボタニシ
(左)水田内を移動するジャンボタニシ
(右)食害により欠株となったほ場
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)とは?
中南米原産で、食用として日本に持ち込まれましたが成功せず、逃亡、放棄されたものが野生化し、各地に広がりました。生育初期の稲などを食害します。
形態(特徴)は?
- 成貝は3~8センチメートル、5層右巻きで4~5層が大きく広がっている。
- 黄褐色、黒褐色で10~15本の縞がある。
- 1対の長い触角を持っている。
- 普通のタニシと比べると貝殻が非常に軟らかく壊れやすい。
- 卵は直径2ミリメートルの球形で鮮やかなピンク色、50~700粒が集まった卵塊で、稲株、雑草、コンクリート壁などに産み付けられる。
- 小さなうちは他のタニシと見分けにくいが、卵塊の有無で発生を発見できる。
※繁殖力が非常に強いため、大量に発生すると駆除が困難になってしまいます。
※発生早期であれば駆除は可能です。
※卵を見つけた場合には、水中に落としましょう。鮮やかなピンク色の段階では、水中では孵化できません。孵化直前には黒っぽくなるので、この段階では潰してしまう必要があります。
※成貝は、貝殻が軟らかいので簡単に潰せます。