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第59回加西市文芸展入賞・入選作品
第59回加西市文芸展では、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
一般部門は、俳句609点、川柳592点、短歌554点 計1,755点
ジュニア部門は、俳句256点、川柳36点、短歌245点 計537点
一般部門とジュニア部門、計2,292点のご応募をいただきました。
入賞作品【一般部門】
俳句
| 賞名 | 作品 | 居住地 | 氏名※敬称略 |
|---|---|---|---|
| 市長賞 | 苗木植う子らに故里残したく | 加西市 | 玉田 幸代 |
| 議長賞 | 足踏みのミシン軽やか生身魂 | 大阪府寝屋川市 | 柳澤 陽子 |
| 教育委員会賞 | 手花火のぽとりと落ちてまた一年 | 神戸市 | 豊田 仁衣奈 |
| 観光協会長賞 | 秋天の吊り上げてゆく気球かな | 西脇市 | 岸本 悦子 |
| 神戸新聞社賞 | 夏帽子膝に祈りの車椅子 | 大阪府高槻市 | 打浪 紘一 |
| 入選 | 指先に加西アルプス虹の脚 | 加東市 | 田中 浩温 |
| 単線の終着駅や秋茜 | 姫路市 | 奥野 久子 | |
| 病葉の散りゆく空の青さかな | 神奈川県茅ケ崎市 | 土岐 詳恵 | |
| ぬけ殻と思へど踏めぬ秋の蟬 | 多可町 | 高橋 いつみ | |
| 芒野に沈む杖より低き母 | 茨城県水戸市 | 久信田 史夫 | |
| 夕立が加西市全部丸洗ひ | 大阪府大阪市 | 貝田 ひでを | |
| リヤカーへ子らを乗せたり大夕焼 | 東京都練馬区 | 小林 和子 | |
| 百年の長い話や蚯蚓鳴く | 長野県安曇野市 | 穂苅 真泉 | |
| うららかや埴輪が話しかけてくる | 東京都渋谷区 | 岩動 達 | |
| 赤とんぼ加西上空雲のなし | 奈良県葛城市 | 山本 啓 | |
| 白鷺の舞降り立ちぬ滑走路 | 西宮市 | 松田 准一 |
川柳
| 賞名 | 作品 | 居住地 | 氏名※敬称略 |
|---|---|---|---|
| 市長賞 | まだ見えぬゴールへ空咳をひとつ | 加西市 | 高井 節子 |
| 議長賞 | わが体値引きはすまじスクワット | 福島県いわき市 | 白瀬 美智男 |
| 教育委員会賞 | 少しだけ立ちどまってもいいですか | 佐賀県唐津市 | 古賀 由美子 |
| 観光協会長賞 | 地球の丸さ確かめている熱気球 | 播磨町 | 山口 昌彦 |
| 神戸新聞社賞 | 米騒動ニヤリ眺めている案山子 | 広島県広島市 | 黒飛 義竹 |
| 入選 | 終章へほぐして行こうもつれ糸 | 加西市 | 後藤 みゆき |
| 口紅はピンクに愛の終止符を | 神戸市 | 安部 美代子 | |
| ドクダミの花弁ともしている恋慕 | 丹波篠山市 | 堀口 雅乃 | |
| 赤とんぼ舞う寺夫の歩に合わせ | 三木市 | 松本 恵津子 | |
| 小道行く誰に恋した紅フヨウ | 加西市 | 山本 光範 | |
| この暑さいい女ではいられない | 大分県別府市 | 馬場 美江 | |
| ちょっとだけ稲の香つけて帰省する | 新潟県柏崎市 | 泉 諒 | |
| 補聴器で風の便りを聴いている | 千葉県我孫子市 | 須賀 毅 | |
| ひとりでは発車できない縄電車 | 神奈川県川崎市 | 下村 修 | |
| 哀しみは夜明けの手紙ピアニシモ | 神戸市 | 北薗 柊子 |
短歌
| 賞名 | 作品 | 居住地 | 氏名※敬称略 |
|---|---|---|---|
| 市長賞 | 糸トンボ草生す丘を飛ぶようにエスカレーター段のぼりゆく | 愛知県名古屋市 | 水野 芳 |
| 議長賞 | あなたへの言えぬ想いにそっくりなエビの背ワタをゆっくりと引く | 静岡県静岡市 | 海瀬 安紀子 |
| 教育委員会賞 | 風鈴もいいねと笑う妻の手の麦茶の氷カラリと鳴った | 広島県広島市 | 黒飛 義竹 |
| 観光協会長賞 | 冬空に北条鉄道のびゆきて凍れる駅のシグナル赤し | 芦屋市 | 遠藤 瑛子 |
| 神戸新聞社賞 | 熱中症警戒アラート発令中ゼラニウムの赤、眼を焦がす | 西宮市 | 氏原 美奈子 |
| 入選 | 見晴かす収穫終えた稲架(はざ)たちを夕陽が金につつんでをりぬ | 佐賀県唐津市 | 古賀 由美子 |
| 酷暑やや過ぎて一息つきおれば稲穂の上をアキアカネ飛ぶ | 姫路市 | 青田 佳子 | |
| 白壁にのうぜんかづらの影揺れて密かな風の生まれる真昼 | 加西市 | 待元 明子 | |
| 二階屋の屋根まで登り花咲かすノウゼンカズラを犬と見上げる | 埼玉県熊谷市 | 小熊 星子 | |
| 白息と交わす「またね」が好きだった寒さの奥に灯るぬくもり | 神戸市 | 上垣 光翔 | |
| 何となく何時か何処かで見し気する人と坐しおりきのくに線に | 和歌山県和歌山市 | 松田 容典 | |
| 継続は力なりなど信じない今も玉子を上手く割れない | 神奈川県海老名市 | 加藤 雄三 | |
| 羅漢羅漢豊かな顔が並び立つ紅葉舞い散る秋の夕暮れ | 徳島県美馬市 | 坂本 梓 | |
| 誰も皆この世にひとり電柱の影とわたしの影が重なる | 青森県八戸市 | 大船 美穂 |
入賞作品【ジュニア部門】
俳句
| 賞名 | 作品 | 氏名※敬称略 |
|---|---|---|
| 市長賞 | 汗弾くゴールネットを揺らす玉 | 吉田 優羽 |
| 議長賞 | 道場に響く声あり夏稽古 | 小田 結己 |
| 教育委員会賞 | 夏の夜輝く僕ら一等星 | 田住 琉佑 |
| 観光協会長賞 | キハの青夏のお空と同じいろ | 土屋 雄仁 |
| 神戸新聞社賞 | 風鈴の音で始まる物語 | 森山 結月 |
| 入選 | 朝六時扉の外は蝉時雨 | 高井 優翔 |
| 登下校キンモクセイに癒やされる | 山本 蘭奈 | |
| 夏の海共に輝く君の顔 | 柏原 奏良 | |
| 髪なびくあの子を探す夏の午後 | 岡田 珠里 | |
| 風吹けば香り輝く美人草 | 大西 一輝 | |
| 夢破れ汗と涙が滲んでた | 小西 陸翔 | |
| 蜉蝣や夕陽が落ちる音もなく | 櫻井 遥日 | |
| 校庭に水かがやきて虹が立つ | 藤原 幸矢 | |
| 夏の夜静かに光る星満ちて | ラリビ セリマ | |
| とんぼ舞うゴール間際の攻防戦 | 岡田 新菜 | |
| この暑さ五百羅漢もグッタリだ | 国田 陽菜 | |
| 暑き日もきつい練習耐え抜くぞ | 松中 歩夢 | |
| 滝つぼに潜ったさきは別世界 | 藤原 遥 | |
| セミがなく五百羅漢はにぎやかだ | 霜浦 永樹 |
川柳
| 賞名 | 作品 | 氏名※敬称略 |
|---|---|---|
| 市長賞 | soraかさい80年のタイムマシーン | 久野 舞衣 |
| 議長賞 | レールバス空には気球ぼくの町 | 吉位 日向 |
| 教育委員会賞 | いちご狩りほっぺも真っ赤おいしいな | 是常 由衣 |
| 観光協会長賞 | 空高く夢ものせてく気球旅 | 増田 陸人 |
| 神戸新聞社賞 | ふじみのりこの美味しさが1番だ | 小牧 柚希 |
| 入選 | 帰り道仲間と見てたあの夕日 | 大久保 聡哉 |
| シュート決めみんなの笑顔勝ち取った | 千石 瑛太 |
短歌
| 賞名 | 作品 | 氏名※敬称略 |
|---|---|---|
| 市長賞 | 教室になり響いてるペンの音僕のペンだけまだ動かない | 田中 基嗣 |
| 議長賞 | おいしいよこの言葉だけでお母さんいつもニコニコうれしそうだな |
高見 和花 |
| 教育委員会賞 | なぜなんだこの学校にいないのは日本で一番多い名字 | 三宅 杏汰 |
| 観光協会長賞 | スマホ見て食べるブドウは最高だ集中しすぎて種まで食べそう | 森本 心優 |
| 神戸新聞社賞 | おいしいなじいじのお米おかわりだおかずなしでももう三ばいめ | 土屋 雄仁 |
| 入選 | 夏祭りたくさんの人二人だけ花火の音で燃える恋心 | 志方 愛望 |
| 釣りの時待ってる時がドキドキで気づいたときにはエサがないんだ | 福和 蛍 | |
| 武道館気迫こもった声響く三分間の真剣勝負 |
高田 瑞稀 |
|
| 夜になりアストロラーベ左手に都会じゃ見れない美しき星 | 大西 悠生 | |
| これからも長生きしてね伝えよう野菜育てる優しい祖母に | 楠田 菜心 | |
| 夏休み宿題達とおにごっこつかまるもんか逃げ切ってやる | 大谷 悠貴 | |
| 部活動キャプテンなって調子こき俺の時代だ早く着いてこい | 吉野 龍斗 | |
| 明日こそ自己べを出すと心決め緊張とともにおやすみなさい | 福岡 柚希 | |
| 僕の母毎日一回怒るけど機嫌をとればこっちの勝利だ | 村田 慶次 | |
| おはようと君と交わした一言が私の心に勇気をくれる | 井上 虹湖 | |
| トライやる料理を運ぶじゅういちじ挨拶をするじゅうさんじ | 増田 恵理奈 | |
| トライやるコマンド学びキーボードカチカチうって作れたんだよ | 大西 寿昌 | |
| さあやるぞ家に集まり勉強だそのまえにちょっとゲームしたいな | 藤原 佑麻 | |
| 学期末見たことの無い点数は何回見ても現実だった | 佐藤 可菜 |
作品集
入賞・入選作品を掲載する作品集を制作します。
令和7年11月19日(水曜日)以降、加西市民会館、市内4公民館、図書館、市役所2階文化スポーツ課で配布いたします。
なくなり次第、配布終了となります。ご了承ください。※無料、数量限定









