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第58回加西市文芸展入賞作品

4 質の高い教育をみんなに
記事ID:0047271 更新日:2024年9月30日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

第58回加西市文芸展では、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

一般部門は、俳句(431)、川柳(476)、短歌(330) 計1237句

ジュニア部門は、俳句(314)、川柳(130)、短歌(220) 計664句

一般部門とジュニア部門、計1901句のご応募をいただきました。

入賞作品【一般部門】

俳句

市長賞
難病を受け止め前へ生身魂(山田 和子)

議長賞
​雲雀の巣避けてゆつたりトラクター(多田 茂美)

教育委員会賞
​学校の廊下最も蒸し暑し(湯本 康二)

観光協会長賞
​鶉野の八月の空青すぎて(涌羅 由美)

入選
新しき風生まれけり赤蜻蛉(板井 ちさ代)
​一房の葡萄くろぐろ大皿に(英賀 美千代)
​離れには曽祖母の居て夏休(上紺屋 まゆみ)
​夏野ゆく島のごとくに古墳群(榧野 実)
​種なしの葡萄に小さき魔女の棲み(住田 千代子)
​飛び降りるのがぶらんこの譲り方(薬袋 太一)
​釜の底までもこそげて茸飯(関根 一雄)
​大楠に背中預くる三尺寝(高山 直之)
​新じゃがの届く故郷の土を付け(木村 隆夫)
​口開けて大暑の屋根の鬼瓦(渡辺 勇三)
​月出でて五百羅漢を呼び覚ます(戸部 脩)

川柳

市長賞
​補聴器をとれば古代の森に出る(亀野 文子)

議長賞
​やさしさもピークのうちに桃を剝く(穐山 常男)

教育委員会賞
​滑走路わたしの夢も離陸する(塩河 和代)

観光協会長賞
スニーカー加西の四季を独り占め(井塚 ミハル)

入選
新札よ仲間いっぱい連れて来い(荘子 隆)
​羅漢さま聞いて覚えた子らの九九(宮田 賢三)
温もりが欲しい米寿の独り言(西川 泰子)
​いつかの日綺麗な夜空君を見た(松井 琴音)
​ふるさとは一枚の絵だいつまでも(澤中 朋子)
​勘違いの糸くず身動き出来ずいる(高井 節子)
​父の逝く被爆の傷に触れぬまま(大濱 義弘)
​熱気球あすの加西は見えるかい(中野 弘樹)
​月に問う老後資金はいくら要る(斉藤 浩美)
​朝顔の角を曲がれと道しるべ(原茂 敬浩)
​子の顔を忘れた母が化粧する(中川 潔)

短歌

市長賞
​横たわる顔の真白き捨案山子の手足にそっと木洩れ日が舞う(辻本 和美)

議長賞
​大振りの妻こしらへし笹団子ゐ草の紐に祖母の巻き癖(和田 康)

教育委員会賞
​赤と黄のカンナの燃ゆる無人駅熱波を纏ふ一両車着く(後藤 千明)

観光協会長賞
​鶉野の滑走路脇韮の花白きをこぼし誰も採らず(小坂 文之)

入選
​しゃっきりと着物着た女歩み行く百日紅咲く夏の盛りに(沼 資一)
​今もなほ還らぬ友を待ち続け八十回目の向日葵の咲く(藤原 紘一)
​キハ四十がガタンゴトンと走りおり秋田五能線より移住して(兼松 ますみ)
​見渡せるスケルトンゴンドラ然りながら共に乗る友の胸中見えず(西田 由利子)
​長々と県道に沿ふ工場が点す明かりに五月雨白し(徳永 逸夫)
​花は葉に移りゆく庭緑濃く悲もあり喜もあり水無月の過ぐ(繁田 和子)
​早苗田に映るソーラー墓標めき寄せ来る波の皺深めゆく(待元 明子)
​紫電改模型にふれた少年ら夕日の中へペダル漕ぎ行く(遠藤 瑛子)

入賞作品【ジュニア部門】

俳句

市長賞
​金木犀甘い匂いに回り道(松本 彩那)

議長賞
​菜の花と色とりどりのお弁当(井上 千愛)

教育委員会賞
​サングラス試しに付けた夏の海(鍛治 大冴)

観光協会長賞
​スイセンの側で見守る羅漢さん(小堀 楓加)

入選
​かごのせみゆめみてたのはあおいそら(藤原 遥)
​瀬戸の浜君と笑うは日焼けあと(高濱 雄輔)
​夏夜空みんなの想い打ち上がれ(村田 彩綾)
​友と海日焼け防止と戦いだ(田中 琉愛)
​レールバスみどりのたんぼをかけぬけろ(宮田 侑和)
​夜の空ホタルがまるで光る星(小谷 駿平)
​ドレスみたいイチゴでおめかしパンケーキ(尾上 遥奈)
​カブトムシ全集中で探しけり(吉岡 歩夢)
​ねむい朝カメラかまえる初日の出(坂元 優太)
​帰宅してふと笑みこぼれるゆきだるま(岡本 真実花)
​虫の声何にも負けない応援歌(岩佐 碧乃)
​日焼け見て思い出すのは友の顔(中山 凛)
​試合後も脳裏に響く夏の笛(高尾 瑞希)
​風光る空を彩る気球たち(岡田 陽雲)

川柳

市長賞
​キハにのりばあちゃんのえがおにあいにいく(久野 優衣)

議長賞
​移りゆく季節を見守る羅漢さん(西浦 璃莉)

教育委員会賞
​大ゲンカ母の言葉に意見あり(佐藤 可菜)

観光協会長賞
​零戦がめざすシンボル0戦だ(原 和希)

入選
​うりぼうもじいじのスイカお気にいり(土屋 柊介)
​夏休み宿題終わったさあ遊ぼう(能瀬 亮輔)
​食べたいなぁ入道雲のかき氷(伊藤 孝応)
​ピンポーンぶどうが届き笑顔さく(増田 実優)
​気球はね勇気を詰めた元気球(林 孝駿)
​フラワーセンター色とりどりの花咲かす(小寺 莉音)

短歌

市長賞
ツノガエルいつも動かず無の顔がまぬけそうなのたまらなく好き(後藤 莉奈)

議長賞
​じいちゃんの見つけるスピード早過ぎてなかなかかてないセミとりしょうぶ(藤田 華瑠)

教育委員会賞
​憧れの先生からの褒め言葉「期待している」と元気の源(岸本 百優)

観光協会長賞
​頭からはなれないんよ羅漢さんこの顔やっぱり私なのかな(岩本 夏奈)

入選
​あさがおのつるベランダのさくこえてやねまでのびろてんまでのびろ(増田 凪紗)
​弟が加西トマトをほおばるとあふれる笑顔太陽みたい(佐藤 克昭)
​カマキリがくるまのまどについてるよスピードでてもしがみついてるよ(小谷 酉季)
​見つめてる遠い空から私をね頑張る姿君に届けたい(森山 結月)
​キャプテンの合図でみんな面つけるギュッと結べばあふれるやる気(岩佐 真之介)
​身だしなみ気持ちととのえ決意する恋の風吹き「貴方が好き」と(甲 心音)
​おこづかいくれない親にきれる自分「がちふざけんな」まじナオシャス(宮崎 来華)
​手に書いた「繋げ」の文字でリレーする優勝願って四人がスタート(森本 咲良)
​さいあくや携帯おとして画面割れ「次は買わんで?」魔王の怒り(福岡 菜花)
​暑すぎるゴロゴロダラん夏休みオカン感じて背後警戒(長岡 秀磨)

作品集

応募いただきました作品を掲載する作品集を制作します。
※ジュニア部門は入賞作品のみの掲載です。
市内4公民館、図書館、市役所文化スポーツ課で配布いたします。
なくなり次第、配布終了となります。ご了承ください。


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