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星空観察会2024夏 開催! ~かさいの夜空を観察しよう~
オークタウンに天体望遠鏡がやってきた!
今年も開催! 星空観察会2024夏
8月25日(日曜日)午後7時、雨の心配はなさそうですが、どんよりした雲が所々にかかった状態でスタートしました。
まずは、暗くなるまでの時間調整!
研修室で身近な材料を活用した「ロケットづくり」です。
材料は、公共施設の入り口等に置いてある「ビニールのかさ袋」「10センチ四方の画用紙」「セロファンテープ」「布のガムテープ」のみ。
「にしわき経緯度地球科学館テラ・ドーム」学芸員の高原先生の説明を聞きながら進めていきます。助手は同じく学芸員の奥田先生です。
作業を進めていくと、お父さん、お母さんも、眼がいきいき!
みんなで一緒に作業すること約20分、ビニールロケットが完成です! さあ!お父さん、お母さんと一緒に飛ばしてみましょう!
そうこうするうちに、星空が姿を現し始めました。
講師の高原先生・・・・・「今年もついてる~」
「晴れが曇ることはよくあるけど、曇りが晴れることは、なかなかない」とのこと。
さあ!星空観察です。
まずは、肉眼での観察です。こと座の「ベガ」、はくちょう座の「デネブ」、わし座の「アルタイル」、いわゆる「夏の大三角」を肉眼でとらえました。また、南の空に輝く星、さそり座の「アンタレス」も観察、なんとこの時、偶然にも「人工衛星」を発見! 肉眼でもしっかりとらえることができ、みんな大喜びです!
天体望遠鏡での観察は「アルタイル」、牛飼い座「アークトゥルス」、これらの光は、約37年前の光が今地球に届いているとのこと。今日の星を見たければ、37年後の8月25日、もう一度オークタウンで観察しましょう!
また、オレンジに輝く「アンタレス」や、肉眼では単一に見えるが、実は二重星である白鳥座の「アルビレオ」。宮沢賢治はこの二重星を「銀河鉄道の夜」の中で、「サファイヤ」と「トパーズ」になぞらえています。
観察の途中に高原先生から「クイズタイム!」
★星が光るのは?・・・・・「太陽の光を反射」or「自らが発熱」 さあどっち?
★星にいろんな色があるのは?・・・・・ちなみに赤い星「アンタレス3500度」、「太陽6000度」、白い星「ベガ9500度」
最後の観察は、綿の集まりのように見える「球状星団」と、無数の若い星の集まり「散開星団」を観察し、宇宙の神秘性と不思議さを体感しました。
望遠鏡の順番を待っている参加児童と話をしましたが、星に関する興味・関心の高さや、その知識の豊富さに驚くばかりでした!
これで天体望遠鏡での観察は終了!
この後は、今日観察した星をモニターで「おさらい」するとともに、「北天の宝石アルビレオ」や「天の川」「土星」についてのお話も聞き、みんなの「好奇心」も最高潮に達しました!
これで「すべて終了!」「解散!」と思いきや、終了間際に「土星」が顔を見せ始めました。
急遽、「土星観察会」を開催!・・・・・「みなさん、今日は、ついてるねぇ~」
今年の土星は「環っかの傾き」が水平に近いため、「串にささったお団子」のように見えるとのこと。
お団子が見えて、みんな、大満足!
来年、再来年は、「土星の環っかは、ほぼ水平」となり、「輪っかの見えない土星」が観察できるらしいですよ。
「持とう好奇心!、広げよう探求心!、学びの広場オークタウン加西」
来年の「星空観察会」をお楽しみに!