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「こどもかがく実験教室2024夏」開催 マイナス196度の世界をのぞいてみよう!
「こどもかがく実験教室2024夏」を8月17日(土曜日)に開催しました。
今年は「マイナス196℃の世界」をのぞきます。
まずは、協力いただいた市内中学校理科部会の先生方との打ち合わせです。
「安全第一」を念頭に、本日の流れや注意点を確認しました。
9時30分スタート! 「講師スタッフ」の先生方からの自己紹介の後、まずは、空気中の成分を学びました。
さあ、いよいよ、液体窒素の登場です!
まずは「バラの花びら」を凍らせてみましょう!花びらを軽く握るとパリパリに壊れてしまいます。
では、「コピー用紙」を凍らせて粉々に・・・・・、アレッ! 普通のコピー用紙は液体窒素につけても凍らないのに、水で濡らしたコピー用紙は凍ったよ。なぜ・・・? いろんな意見が飛び出し、実験は盛り上がります!
ここで、おやつタイム!
「マシュマロ」を液体窒素で凍らせて食べてみよう・・・「えっ・・・!」
大丈夫!「マシュマロ」は表面のみが凍り、中身は凍らないので安全です。さあ実験!
次に風船を凍らせてみよう! どうなるかな?・・・割れると予想した子は耳をふさいでいます。
あれれ!しぼんでいった・・・。液体窒素から取り出すと、すごい勢いでまた膨らみました。この原理は、最後のロケット噴射に応用します。みんな覚えておいてね!
次は、「空気」を凍らせてみよう! ビニール袋に詰め込んだ「空気」を液体窒素につけると・・・・・
底に青い液体が! なんだこれ???
さらに、試験管で空気の成分(窒素・酸素・二酸化炭素)ごとに分けて実験してみよう!
「窒素は液体窒素へ」「酸素は液体酸素へ」と、気体が液体に変化しました。
ただし、「二酸化炭素」のみは、いきなり「ドライアイス」という個体に変化しました。
さらには消しゴムを凍らせてから常温に戻して「爆発」させたり、シャボン玉を凍らせたり、机上に落とした液体窒素に瞬間的に触れたり、普段できない貴重な体験をしました。
そして最後は、液体窒素の膨張を利用した「液体窒素ロケット」の発射です!
ペットボトル7割の水に液体窒素3割を注入し、ゆっくりと逆さにすると
液体窒素の量が多くて制御不能のロケットもあり、「ヒヤッ!」とする場面もありましたが、こどもたちが注意事項を守ってくれていたおかげで危険回避できました。
今回の「こどもかがく実験教室」は、様々な実験をとおして、「持とう好奇心、広げよう探求心」を十分に達成できたのではないかと思います。
次回はどんな、実験が待ってるかな! お楽しみに!