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「こどもかがく実験教室2023」を開催しました!

記事ID:0038119 更新日:2023年8月30日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

「こどもかがく実験教室2023」を令和5年8月19日 土曜日に開催しました!

なぜ? どうして? かがくの世界をのぞいてみよう!
今年は「過冷却」を利用してアイスクリームをつくるよ!をテーマに実験を開始!

「なぜ、一瞬にして氷になるの?」「なぜ、氷に塩をかけると温度が下がるの?」という疑問から、「過冷却」と「凝固点降下」の原理について実験を行いました。

まずは、「過冷却」から刺激を与えることで「氷」に変わっていく実験を行いました。事前実験での成功率は10%程しかない難しい実験です。冷却時間の違う「炭酸水」6本で実験しましたが、確実に「氷」に変わっていくのを観察できた班はありませんでした。残念ですが、実験は失敗です。

炭酸水が氷に変わっていく過冷却の実験結果を児童二人で確認する様子
そんなこともあろうかと、事前に撮影した成功映像で「過冷却」の効果を確認しました。その後、前日から普通に冷やした「炭酸水」を実験開始直後に「冷凍室」に入れた物で最後のチャレンジ! なんと、4本中1本で見事成功! 実際に観察できてよかったです。

先生から実験の話を聞く子供たち


次の実験は、「氷」に塩をかけるとどうなるか? 実際に温度を測定しながら実験します。
「マイナス15度」を記録した班もあり、みんな驚きです。

氷に塩をかけて観察する子供たち(凝固点降下の実験1)     氷に塩をかけ、その温度を測定する子供たち(凝固点降下実験2)

さあ、今までの実験を利用してアイスクリームをつくりましょう。

容器に牛乳、生クリーム、グラニュー糖を入れ混ぜ合わせ、容器ごと「氷入りボックス」に入れます。「塩」をかけ「ボックス」を振りましょう。「氷」と「塩」を補充しながら振り続けました。アイスクリームの出来上がりを楽しみに容器を振り続けますが、だんだんと冷えてくる容器の冷たさに、みんな悪戦苦闘!

容器に牛乳を注ぐ子供たち(アイスつくり1)     容器にアイスクリームの材料であるグラニュー糖を入れる子供たち(アイスつくり2)
振り続けること約20分、アイスクリームの完成です。
みんなで、おいしくいただきました。

自分で作ったアイスを試食する子供たち     完成したアイスをスプーンですくって食べる子供たち


今回「過冷却」の実験では、「過冷却」が作れず実験が失敗しました。ただ、実験では「失敗」はつきもので、この「失敗」こそが「探求心の基」となるものです。「失敗」を大切にしてもらいたい、ことを伝えました。

今回の失敗から、オークタウンのジャンボ冷蔵庫は、冷却能力が高く、じっくり冷やせなかったのが原因ではないだろうか、と考察しました。次回は「タオルを巻く」などの工夫をし成功させます。オークタウンも「探求する力」を忘れません。


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