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「こどもかがく実験教室2023」を開催しました!
「こどもかがく実験教室2023」を令和5年8月19日 土曜日に開催しました!
なぜ? どうして? かがくの世界をのぞいてみよう!
今年は「過冷却」を利用してアイスクリームをつくるよ!をテーマに実験を開始!
「なぜ、一瞬にして氷になるの?」「なぜ、氷に塩をかけると温度が下がるの?」という疑問から、「過冷却」と「凝固点降下」の原理について実験を行いました。
まずは、「過冷却」から刺激を与えることで「氷」に変わっていく実験を行いました。事前実験での成功率は10%程しかない難しい実験です。冷却時間の違う「炭酸水」6本で実験しましたが、確実に「氷」に変わっていくのを観察できた班はありませんでした。残念ですが、実験は失敗です。
そんなこともあろうかと、事前に撮影した成功映像で「過冷却」の効果を確認しました。その後、前日から普通に冷やした「炭酸水」を実験開始直後に「冷凍室」に入れた物で最後のチャレンジ! なんと、4本中1本で見事成功! 実際に観察できてよかったです。
次の実験は、「氷」に塩をかけるとどうなるか? 実際に温度を測定しながら実験します。
「マイナス15度」を記録した班もあり、みんな驚きです。
さあ、今までの実験を利用してアイスクリームをつくりましょう。
容器に牛乳、生クリーム、グラニュー糖を入れ混ぜ合わせ、容器ごと「氷入りボックス」に入れます。「塩」をかけ「ボックス」を振りましょう。「氷」と「塩」を補充しながら振り続けました。アイスクリームの出来上がりを楽しみに容器を振り続けますが、だんだんと冷えてくる容器の冷たさに、みんな悪戦苦闘!
振り続けること約20分、アイスクリームの完成です。
みんなで、おいしくいただきました。
今回「過冷却」の実験では、「過冷却」が作れず実験が失敗しました。ただ、実験では「失敗」はつきもので、この「失敗」こそが「探求心の基」となるものです。「失敗」を大切にしてもらいたい、ことを伝えました。
今回の失敗から、オークタウンのジャンボ冷蔵庫は、冷却能力が高く、じっくり冷やせなかったのが原因ではないだろうか、と考察しました。次回は「タオルを巻く」などの工夫をし成功させます。オークタウンも「探求する力」を忘れません。