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県登録文化財 大年神社本殿、幣殿、拝殿

記事ID:0052550 更新日:2025年3月6日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

大年神社 拝殿正面
拝殿正面

名称

おおとしじんじゃほんでん、へいでん、はいでん
大年神社本殿、幣殿、拝殿

種別

建造物

登録日

令和7年3月6日

員数

1棟(複合社殿)

時代

昭和11年(1936)12月14日 上棟式

所在地

北条町北条字南町970

特徴

 大年神社は加西市の中西部、北条地区の町家が建ち並ぶ旧街道沿いに面した一角に鎮座します。由緒は不明ですが、慶長15年(1610)頃の姫路藩主、池田輝政による検地時には存在していたことが、延宝7年(1679)の『市場村検地帳』から分かります。神社は明治時代以降、毎年4月に住吉神社にて開催される節句祭で、町内を巡幸する神輿が立ち寄る御旅所となっており、地域の伝統行事とも深く関わっています。昭和11年(1936)建築であることを示す棟札には、北条町長と富田村長、住吉神社氏子の12区長が名を連ね、広く地域の崇敬を集めていたことが分かります。
 社殿は、本殿、幣殿、拝殿が一体となった複合社殿で東面して建っています。
 本殿は、桁行3間、梁間3間の木造平屋建、正面切妻造、背面入母屋造の桟瓦葺で、切石積の基壇上に建っています。
 幣殿は、桁行3間、梁間2間の木造平屋建、切妻造の桟瓦葺で、本殿と拝殿に挟まれる形で建つ12畳の空間です。
 拝殿は、桁行5間、梁間3間の木造平屋建、入母屋造の桟瓦葺で、正面に流向拝が付きます。中央間手前より2間半を土間とし、その他は一段高い板張りで、左右の板間は、節句祭の際には神輿が安置されます。
 この時期にこのような立派な神社を造営するには、相当規模の資金が必要であり、当時の北条町の繁栄ぶりがうかがえます。

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