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国指定文化財 住吉神社

記事ID:0033631 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 <外部リンク>

住吉神社本殿

ふりがな
名称
すみよしじんじゃ
住吉神社
種別 建造物
指定年月日 令和4年12月12日
員数 4棟 付帯指定3件
時代 中本殿・東本殿・西本殿 嘉永2年(1849)~嘉永5年(1852)
拝殿 文化5年(1808)
所在地 北条町北条
特徴

 住吉神社は、加西市北条町の北西、酒見寺に隣接して立地します。名称は明治になって縣社に列せられて定められたもので、それ以前は酒見大明神、酒見社などと呼ばれ、東に隣接する酒見寺と一体となって管理、運営されていました。

 本殿は、桁行四間、梁間正面一間・背面二間の規模で、切妻造銅板葺(元は檜皮葺)のものが東西に3棟並びます。建立年代は、棟札より嘉永2年(1849)から嘉永5年(1852)と判明しています。また、西本殿の棟札には、市村(加西市市村町か)に住む、中□常治郎清重が手掛けたと考えられ、地方宮大工の技巧がいかんなく発揮されています。

 拝殿は、中央部桁行三間、梁間四間の建物の両側に、桁間四間の建物の両側に、桁行四間、梁間三間の建物を接続します。建立年代は、「吉野村歳当条目」(吉野町有文書)から、文化5年(1808)に上棟したことが知られ、現在用いられている鬼瓦には「文化四年六月吉日」の刻銘が彫られています。

 住吉神社の社殿群は、幕末に建てられ、近代に入ってさらに整備された建物が揃って残されており、とりわけ本殿は大規模な住吉造の建物が3棟も並び、古風な形式を伝えつつも、近世らしい彫刻の華やかな建物として貴重です。拝殿は、中世以来の重要な祭礼を担ったこの神社において、近世以来の村々に維持された祭礼を支える施設であり、その規模の大きさと珍しい形式が独特です。


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