創造性がかがやく

加西の
工業とプロダクト

加西市は、
世界が驚く産業のまち

加西市は世界ブランド、三洋電機と共にものづくりの歴史を歩みました。1949年に同社が加西市で創業し発展を遂げていくと、その躍進を支える数多くの下請け工場がこの地に誕生。高度な品質を追求し、製造技術と挑戦心を培っていきました。
そのため現在も加西市には、高い技術力や貴重なノウハウを持つ製造業企業が多数集積。他では作れない製品を作るオンリーワン企業など、世界に誇れる中小企業も存在しています。

例えば、こんな
プロダクトが生まれている

金属製品や電気機械器具、プラスチック製品、鉄鋼業などを
手掛ける工場が多く、多分野の製品を製造しています。

高温で一気に加熱できるから
外はカリッ、中はふわっ。

グラファイトトースター

パンをおいしく焼くポイントは加熱の早さ。全体に満遍なく、一気に強い熱を加えると、表面を瞬時にカリッと焼き上げ、中の水分は逃さずもっちりと仕上げられます。特許技術「遠赤グラファイト」搭載のトースターなら、発熱までの時間はたった0.2秒。いつでも理想のパンが焼き上がり、日々の暮らしの満足が変わります。

徹底した試行錯誤が
生み出すオンリーワン。

株式会社千石企画本部
商品戦略部藤井和幸氏

高火力ヒーターを搭載したグラファイトトースターは完成までに、幾度も難題に衝突。例えば「強い熱で一部分だけが焦げてしまう」といった問題があれば、熱を分散させるための設計を工夫するなど試行を繰り返しました。

火力や耐久力など数々の課題を乗り越えて製品を完成させられたのは、当社が長年大手企業のトースター制作を手掛けてきた豊富な経験があったから。技術力の高い人材が集まる加西市という土地柄も追い風でした。市場に出てからは展示会イベントなどで実際にパンを焼き試食会を実施。一般のトースターとの違いをユーザーに認知していただき、口コミが広がったことで、オンリーワンの人気商品になりました。

このように私たちの商品は開発段階で何度も何度も改良を重ねます。そして自分たちが設けた高い基準を突破したものだけを製品化するのです。品質を高めるために外部の専門家に協力を依頼することも。例えばコーヒーメーカーをつくる際には北海道の焙煎士にご協力いただき、プロがおいしいと思える味になるまで調整しました。こうした試行錯誤を行っているから品質に自信を持ってお送りしています。

簡単・安全な0分調理で
食卓をもっと楽しく。

ゼロ活力なべパスカル

ゼロ活力なべは世界最高クラスの調理圧で、便利な時短調理を実現。具材を入れて加熱し、オモリが揺れたら、あとは余熱にまかせるだけの放ったらかし調理ができます。調理に時間がかかる玄米や黒豆なども、簡単においしく仕上げられ、健康的な食生活が実現。さらに2021年からデザインを一新し、より使いやすくなったと評判です。

豊かな生活をつくること。
それが私たちのものづくり。

アサヒ軽金属工業株式会社
工場長生産部部長
生産部開発部門次長

ゼロ活力なべは、製品の製造、検査、品質管理、そして出荷まで、すべて加西市の工場内で行っています。外部委託せずに自社で行うことで、高い品質と確かな安全性を保った製品をお届けすることができます。これは一朝一夕でできることではなく、８０年以上調理器の製造のノウハウを積み重ねてきたから可能なのです。

製造において、特に気をつけているのは、安全性の担保です。強い圧力がかかる調理器具ですから、安心してお使いいただくために安全装置を五重に設置。例えば、高圧調理時は決して開かないようにロックが掛かるシステムがそのひとつ。また、強度の高いクラッド鋼を採用しているため耐久力も十分です。製造時にはハンドルの強度やオモリ・安全弁の作動のテストを徹底して行います。すべてはお客さまに安心して使っていただくためです。

この製品を通じて私たちは、お客さまに健康で豊かな暮らしを楽しんでいただきたいと考えています。ゼロ活力なべで煮込むと、調理時間が短縮できるほか、食材本来の甘味や旨味を引き出して調味料の使用を減らすことができます。また、利便性も改善を続けており、ロングセラーの活力なべをより使いやすい「ゼロ活力なべパスカル」としてリデザインしました。一人でも多くの方の充実した日常に貢献するため、日々ものづくりに励んでいます。

天然のやさしさ、スマートさ、
求めやすい価格の融合。

ウォールナット
デスクセット

落ち着いた色合いのウォールナットの合板を黒のスチールと組み合わせて機能的なデスクに。スチールの使用が見た目の印象をスマートにし、他の家具とも調和しやすく、オフィスからご家庭まで幅広くお使いいただけます。高級材として人気なウォールナット素材のデスクが、お求めやすい価格で手に入るのもうれしいところ。

独自のマーケティングで、
世にないものを生み出す。

市場株式会社商品部開発科係長
保科真喜子氏

いまでは、ウォールナットとスチールを組み合わせた家具は珍しくありませんが、当社が商品を開発した10年前にはまだ市場にないカテゴリーでした。当時、新たな挑戦ができたカギは分析力にあったと思います。

市場を徹底調査した結果、ウォールナットのような高級感のある商品をお客さまに手にしてもらうために必要な要素は、価格の抑制とデザインにあると考え、商品を企画しました。スチールとの組み合わせによりコストを抑えつつ、同時にシンプルかつ高級感を損なわないモダンなデザインに設計したことで、ウォールナットデスクセットは人気商品に。今後も当社はお客さま想いの商品を生み出し続けます。