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『手話教室って、開くことできますか?』
いつも公民館を利用されている1組の親子の方からお尋ねがあり、今回の「親子手話教室」の開催に至りました。
地域福祉課に依頼し、耳の聞こえない講師と耳の聞こえる講師の2名をお迎えして始まった手話講座。
教室には、10組の申込みがありました。
まずは、1組に1枚カードが配られ、そこに書かれた単語をジェスチャーで表現します。
どんなカードが配られたのかドキドキしながら、カードを表に向けます。
カードの単語をどんな風に表現するのか、親子で相談して考えます。
全身を使ってそれぞれに表現する親子。
指先だけで表現する親子。
2人で表現する親子。
考える時間は、会話も弾み笑い声も聞こえ、あたたかい時間です。
簡単にわかるものもあれば、世代によって頭をひねるものもあります。
「テレビ」を表現するとき、昭和世代はチャンネル、平成世代はリモコンを表しますよね。
新しい言葉が生まれると、それを表現する新しい手話が生まれる・・・。
時代と共に、手話の表現も増えているそうです。「スマホ」もそうですよね。
それから、自分の名前や好きなものを表す手話を教えていただき、みんなの前でやってみます。
すると、さっきのジェスチャーの時は、マスク越しでも笑顔が伝わってきていたのに、緊張と、手を動かすことに集中しすぎて、お顔が怖いです!
「みなさん、表情が固いですよ!」と先生からご指摘が・・・。
一生懸命になると、ついつい表情も固くなりますよね。
手話は、言語のひとつですから、普段話すように手を動かすことが出来れば、自然と普段の表情がついてくるんでしょうね。
また、手話以外にも、生活上の困りごとを聞かせていただいて、新たな気付きになりました。
今回の講座で手話に対する関心が高まり、理解が少しでも深まればいいなと思っています。
冬休みには第2回目を予定しています。