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2019年11月広報かさい

記事ID:0010303 更新日:2020年11月30日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

耳鼻咽喉科

 耳鼻咽喉科は、耳・鼻・喉などいろいろな領域がありますが、今回は、私が専門としている鼻の領域、特に鼻の手術について、書きたいと思います。

 鼻の病気といえば蓄膿症が有名ですが、蓄膿症のことを医学用語では慢性副鼻腔炎と言います。当院では、慢性副鼻腔炎の手術をよくおこなっています。この病気は、慢性的に(数カ月)、副鼻腔(鼻の周囲にある洞窟)に炎症がある状態で、ねばい鼻水、鼻づまりの症状が 出ます。アレルギー性鼻炎は、透明で水っぽい鼻水、くしゃみ、鼻づまりであり、症状に違いがあります。

 鼻は、複雑な構造をしており、二つの鼻の穴は、鼻中隔とよばれる板で、鼻の奥まで隔てられています。風邪をひいた時に副鼻腔に感染を起こすと、副鼻腔の入り口が狭い人は膿が排出されにくいため治りにくく、炎症が長く残ります。この炎症が数カ月間ひかず、ねばい鼻水が続いている状態が、慢性副鼻腔炎です。治療は、まず抗生剤などの薬の内服治療になります。ただ、長い間炎症が続いていると、半透明の黄色い良性のポリープができてくることがあります。ポリープがあれば、CT スキャンで炎症の程度を評価して、重症な人は手術をすることとなります。

 20 年以上前の副鼻腔炎の手術といえば、上唇の裏を切って頬をめくって、骨をノミで削るという手術でした。そのため、昔に鼻の手術を受けられた方は、怖いイメージを持たれていると思います。現在は、鼻の穴から内視鏡で手術するようになり、体への負担が大きく軽減されています。術後に顔が腫れることがなくなり、痛みの程度も軽くなっています。

 手術は、内視鏡と鉗子を鼻の穴からいれて、すべての操作を行います。内視鏡の映像をテレビモニターに映して、ポリープや鼻の中のしきりを除去し、副鼻腔の入り口を拡大しながら、掃除をしていきます。

 当院での鼻の内視鏡手術は、約8 日間の入院期間で行っており、全身麻酔で行うことが多いです。手術後の症状改善の程度は個人差が大きいですが、ポリープが大きかった人は、術後の鼻閉が改善して、手術してよかったといわれます。鼻閉などで困っていたり、他院でポリープを指摘されたりした方は、一度、当病院を受診して相談してください。

 

(市立加西病院 堅田敬太)


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