パネルディスカッション

宇仁郷まちづくり協議会会長 丸岡肇さん

当協議会は、平成19年秋頃から地域の方と、どのようなテーマとするか協議をはじめ、平成20年3月に立上げ、2年ほど経過しております。まだ活動の中身はしっかり実績が出たわけではありませんが、徐々に変化が現れてくるのではないかと思っております。

宇仁地区は人口2,000人弱、600世帯ほどの地域です。活動のテーマは小学校を残していこうということが基本になっていまして、そのためには何をすべきかいうことで、この考え方はいささかも変わっておりません。しかし、現実を見ますと子どもの数が減ってきているということは事実であり、これをどのようにしていくか、また小学校がなくなると地域の力が失われていきます。

現小学校隣接に用地が確保され相当年月も経っていますので、宇仁小学校の建設を目指して活動を続けています。児童数はここ10年ほどでだんだん数が減ってきており、宇仁から地区外に住居を移されている若いご夫婦に帰ってきてもらうということが運動の中心で、そのためには学校が魅力あるものでなければなりませんし、ほかの地域より生活がしやすい環境にしていくことが必須かと思っております。

活動の取組みとして、宇仁郷通信を全戸に発行して、活動を地域全体で理解していただくことに努めています。また協議会に6つの部会を設置し、部会長を中心に定例の幹事会を行っています。各活動としては、ワッショイスクールや見守り隊、預かり保育、低学年の学童保育、子どもの誕生や入学に対する祝い金、地域をPRする活動としては、菜の花まつり、コスモスまつりをやっております。生きがいづくりということで、農産物の販売もやっておりますし、里山、貸し農園もやっております。

小学校を統合するとか、再編するという話が出ておりますが、市内の小学校は何らかのかたちで地区の中心的な存在であると思います。学校を地域の核として残すことが、加西市の発展になるのではないかと考えております。

加西市歴史街道ボランティアガイド 水田加代子さん

歴史街道ガイドグループは、平成10年に公民館のガイドマン養成講座を受けた後、平成12年に加西市観光まちづくり協会の所属となり発足したものです。現在14名のガイドが所属しておりまして、市外はもちろん、市内の方にも加西の名所を案内しています。

市内の方は自分のまちの良いところをご存知なく、知っていてもそこが、そんなに有名なものだということをご存知ない方が多く、市内の方が加西は何も無い所だとおっしゃっているのを聞くと、いつもショックを受けています。少しでも加西の魅力を知っていただいて、好きになっていただきたいと思っています。

そんな中、北条小学校6年生の授業の一環として、平成15年からふるさと北条再発見の旅として、一日まち歩きに同行してガイドをしておりますけれども、そんな繋がりで学校とボランティアガイドが、子どもたちにも五百羅漢ぐらいガイドができるのではないだろうか、そういうことが将来自分のまちにもう一度帰ってみようという気持ちを起させるのではないかということで、北条町歴史ガイド隊が発足し、現在6期生が活躍しています。

ですから、学校とのお付き合いが密接になってまいりまして、社会科の授業の一環で、ほうじょう大好きという授業で呼ばれまして、生徒さんからとても楽しい授業をありがとうございましたという礼状をいただき、感激いたしました。私はボランティアガイドをしながら、北条まちづくり協議会とか観光まちづくり協会の会員にも入っております。

北条のまちを何とかしたい、北条のまちを再現したいということで、実行委員長を務め、北条の宿はくらんかいを昨年、一昨年と開催しました。今年は過去の経験から、まちがひとつになりまとまるという、地区の方々の意識を大切に考えています。

最後に、私が考えるまちづくりということですけれども、美しく、魅力的なまちにすることで、人が集まってまいります。それが楽しく住み続けるまちになるのではないでしょうか。

大工町区長 神田定秀さん

大区町は規模は小さいですが、地名のごとく、歴史と伝統は他所に負けない、「宮大工の里」大工町です。大工町の一年間の始まりは、大工の鬼門の方向の山の上260mあまりの所、あたご山にご来光の参拝をして、年の始まりを向かえます。昨年、一昨年と神社の改修をしましたので、今回町内あげて、京都八坂神社にお参りしました。

里山整備は、今年度はもみじ、さくら等の植栽をいたしました。レンコンづくりも一昨年から始めまして、今年も子どもたちにも体験してもらいます。昨年はその様子を広報等に紹介してもらい、大変喜んでいます。夏祭り行事としては、稲荷神社の夏祭り、地蔵盆には護摩焚きをしました。老人会の介護の予防には市の福祉からきていただき説明を受けました。子供会もラジオ体操、キャンプ等を行っています。

町内に住みながらも、活動を知らない方もいるようですが、これからも、より多くの方に参加していただくよう、こういった活動を続けていき、大工町の輪を広げていき、絆を深めていきたいと思っております。

少子化で、長年続けてきたこともできなくなっています。区長を卒業した人に協力をいただいてできることもあり、区長さんというのは務めれば卒業するという考えもありますが、地域で住み続けるならば、力を借りるようにすれば、何事にも手本になる人が増えてくると思います。

コミュニティひろばぶらり代表 大豊洋子さん

西在田はJAとかガソリンスタンドといったものがなくなりまして、中心部がさびれた感じです。また、小学校の統廃合問題もありますし、人口も減少し、やがて限界地区へと近づいていきます。地域の人が少しずつ力を出し合うことにより、地域力を維持し、増大させることができないのか、昔はあちこちに井戸端会議の場があったのですが、今は近所付き合いが希薄になってしまいました。助け合いや支え合いができる地域づくりのきっかけとなる、気軽に人が集まれる場所が必要だと考えました。広場の内容ですが、カフェは、今は営業が日月となっております。

一食でもバランスのとれた食事をと、家族に食べてもらう気持ちで作っています。そして、昨年はまちづくり助成事業で刺繍展を開き、地域で催しを開催することで、出かける楽しみ、作品をつくる楽しみの場をつくらせていただきました。健康講座は、神戸労災病院の山崎京子先生にお越しいただき、お話しを伺いました。また、こどもに伝えたいお盆の風習ということで、お坊さんを身近に感じてもらいたいと、西在田のお坊さんに来ていただいて、お話をいただきました。それから、加西のどんつきわくわく探検として、上万願寺町大谷キャンプ場跡で、子どもたちが元気いっぱい遊ぶことで、地域の良さを再発見し、子供たちがもっと地域を、地域の人を好きになり、地域を思う気持ちが芽生えていくことを願っています。

また、地域のお兄ちゃんお姉ちゃんに助けてもらって夏休みの宿題やっけたい!と銘打ち、希薄な子どものコミュニティを親密にするきっかけづくりを企画しました。カフェの現状としましては、10カ月で約3,500人の利用者があり、地域の居場所として定着しつつありましたが、今月で閉めることになりました。転居先は機会を待って、当面はひろば活動で会を継続させます。今後の課題としましては、カフェが地域活動として広まるよう地域がまとまり継続されるしくみづくりが必要であると考えています。支え合い、助け合いが自然なかたちでできる地域をめざすきっかけづくりとなる活動をささやかながら思いを持って続けていきたいと考えております。

富田まちづくり推進協議会会長 後藤義昭さん

このまちづくり協議会は、平成18年の8月に発足し、今年で5年目を迎えています。県の交流広場事業の一環で、まず拠点づくりが必要だということで、JAの倉庫跡を確保してはどうかと、区長会をはじめ婦人会、PTA、それぞれの団体が協議しました。

倉庫の前の広場を含めますと約2千uあります。この土地と建物を購入して、富田校区のものとしました。当然県の助成金では賄いきれませんので、助成金と同額の金額を地域住民が負担し、屋根、壁を全て改装しております。毎年4月に総会を開催し、決算報告や事業報告、予算、事業計画を審議します。総会は年1回ですけれども、役員会は毎月開催しています。

富田地区はほとんどが営農組合を立ち上げていまして、米づくりはしていますが、その他は転作をするぐらいで、一度大豆を作って味噌を作ってはどうか、やるなら豆作りからやろうと、人力での種まきから始めています。10月初め頃には枝豆ができますので、試食をし、採れた青大豆と地元の米を使いまして、1月から2月にかけて味噌づくりを行います。麹の発酵機も材料はこちらで手配しまして、地域の電気屋さんとか大工さんらと手作りで製造しております。昨年度は500gを地区の全戸に無料で配布いたしました。感想は、非常に懐かしい味、おいしい、安全で安心して食べられる、濃くがあるなど、いろんな評判がありました。

7月には拠点施設の交流ひろばで夏まつりを開催しまして、金魚すくい、よさこい踊り、出店、農産物の即売とか生活用品、日用品のバザーなどを分担しています。横の富田会館では、文化展として小学生や老人会、短歌会、婦人会等の作品を出品して、2階のホールでは、子どもを対象としたDVDを放映しています。

11月には三世代交流グラウンドゴルフ大会も行います。昨年はスポット的に地元の白菜を使ってキムチ漬けも行いまして、今年もやってみようと思っています。また、麹づくり機を使って甘酒を振舞う計画もしております。

事業を続けるためには毎年会費をとっていこうと考えていますが、味噌づくりをもっと大々的にやって地域の物産にしようとなれば、設備の拡大も必要で、当初に相当な負担をしておりますので、これ以上強いるのは難しい、県の補助金が終了したら、どのようにやっていくかが課題です。

 

問合先 ふるさと創造部 ふるさと創造課 ふるさと創造係
TEL:0790-42-8706 FAX:0790-43-1800 mail:furuso@city.kasai.lg.jp

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