TOP市政お知らせ>学校給食食材に事故米加工原料が使われていたことについて

学校給食食材に事故米加工原料が使われていたことについて

今回、加西市の学校給食等において、事故米由来の原材料が使われた加工食品を使っていた事実が明らかになりましたので情報開示します。
具体的には、カビに汚染された米から製造された「でんぷん」を使用した「玉子焼き」が、加西市の学校給食用に納入され、市立小学校及び特別支援学校並びに幼稚園の給食で実際に使用されていたことが判明しました。
問題の「玉子焼き」は、東京都にある、すぐる食品叶サ造のもので、商品名は「関西風手づくり厚焼玉子500」と「五目厚焼玉子」です。

加西市では、加西市学校給食センターから給食を配達する方法と、学校ごとに設置された単独調理施設から給食する方法の二通りがあります。
このうち、学校給食センターが提供している給食については、該当するものはありませんでしたが、単独調理で給食を提供している各学校等での給食において、2004年9月から2007年11月までの間に、問題の玉子焼きが使われていました。
8小学校、6幼稚園、1特別支援学校の合計16500食に、1食当たり50グラムが使われていました。玉子焼きのつなぎとして、全体の1%程度の分量で問題のでんぷんが使われているとのことです。

該当する学校等ですが、北条小学校、日吉小学校、宇仁小学校、泉小学校、北条幼稚園、日吉幼稚園、宇仁幼稚園、泉幼稚園については、2004年11月から2007年11月にかけて、6回ないし10回、給食の玉子焼きとして使用されました。
北条東小学校、富田小学校、賀茂小学校、下里小学校、加西特別支援学校、北条東幼稚園、下里幼稚園については、2004年9月から2007年10月までの間で、4回ないし5回使用されていました。

事故米の主な流通経路は、農林水産省が売却した事故米を新潟県の製粉会社・島田化学工業鰍ェ購入。同社がカビ米を原料にでんぷんを製造し、東京都の食品会社・すぐる食品鰍ノ販売。すぐる食品鰍ヘ、そのでんぷんを用いて玉子焼きを製造し、最終的に姫路の食品会社を通して、加西市の給食食材となったものです。
今回、このような事実が判明したのは、去る9月5日「三笠フーズ」が事故米汚染米を販売していた事実が発覚し、加西市も、これを受けて、学校・病院・障害者福祉施設等での給食について問題がないか追跡調査したことによるものです。
各給食の管理栄養士や調理師を通じ、食材の納入業者に対して調査・確認作業を進めた結果、地元農協を通して品質管理がなされた加西市内産「うるち米」とアルファ加工された国産「もち米」がそれぞれ納入されており、食用のお米については、いずれも安全性が確認されました。
ところが、玉子焼きについて問題があったことを、9月19日(金曜日)午後6時頃、食品納入業者からのファックスで知らされました。同日午後7時45分、賀茂小学校の校長から教育総務課長に電話連絡があり、教育長以下教育委員会事務局で事態を認識したものです。

20日(土曜日)朝、教育長から連絡を受けた私は、教育委員会挙げて事実関係の確認に当たるよう命じました。ファックスが届いてから、今朝の記者会見まで一日半の時間を要しましたが、週末の定時以降に初期情報が入電し、昨日は、各小学校が運動会当日であり、市長ほかは職員採用面接に当っていた中、教育委員会では、可及的速やかに各納入業者に情報確認するとともに、管理栄養士らが過去の献立や納品時の記録などを詳細に点検しました。
昨夕になって、情報確認と事実関係の調査がほぼ終わり、問題の概要がつかめましたので、事態の重大性に鑑み、速やかに周知することが市民の安全安心をお預かりする市長の使命と考え、本日、公表することとしました。

行政・公が提供する給食の安全性を何ら疑うことなく、安心して食べてくれていた幼稚園児、小学生、特別支援学校の児童・生徒、そして保護者の皆様に多大な心配と不安を与える事態となったことは、誠に遺憾であり、加西市の行政執行の最高責任者として深くお詫び申し上げるとともに、心からお見舞い申し上げる次第です。

事故米由来の原材料が使われた問題の玉子焼きは既に製造されておりませんが、同一商品は安全性が確認できるまでは使わないことにします。また、これまで特段の健康被害の報告は受けておりませんが、心当たりや健康不安がある児童生徒については、市立加西病院にて検診を受けていただくよう手配し、検診費用は加西市負担といたします。

今回の玉子焼き以外にも、事故米などに由来する原材料から作られた加工食材が今後も消費過程に出回ってくる可能性が皆無とは言えませんし、学校給食以外にも、市立加西病院や善防園などの給食で使われている食材についても点検する必要があります。
現段階で把握できていることについては、大至急、各学校を通して児童生徒や保護者に告知するとともに、ホームページや携帯メール等によって、広く市民に周知いたします。

なお、今後については、更なる事実関係の把握、真相究明、再発防止に努めるとともに、市としては、食材の検品・調達にはより一層の注意を払い、顔の見える信頼のおける、トレーサビリティを確保できる生産者・製造者の食材を調達すること、更なる地産地消を進めていきたいと考えます。そして、調達している食材や販売されている食材について、その安全性を調査・確認するよう生産者・製造者・流通業者・給食業者に徹底します。
国・県に対しても食品の安全や食品流通について、より一層の行政指導を強めてもらうよう要請します。
万一、故意または過失により損害を与えた場合は民法上の不法行為に該当します。また、何らかの健康被害が発生し、因果関係が明らかなものについては、原因者・責任者を特定した上で、損害賠償請求を起こすことになるかも知れません。法令に違反している場合は刑事責任を追及することも検討いたします。

平成20年9月21日

加西市長    中川暢三
加西市教育長 八巻一雄

 

お問い合わせ先:教育委員会 教育総務課 
TEL:0790-42-8770 mail:kyoiku@city.kasai.hyogo.jp

Page Top