第13回「愛の詩」

優秀賞

題名/変わらぬ想い
氏名/吉田 愛


 三月十一日巨大な地震と津波が町を襲い、故郷が一瞬で姿を消した日。あの日から半年が経ったころ、町は少しずつ活気を取り戻して来ていた。
 仮店舗で店を再開させた人や、その店に来たお客さん達は皆笑顔だった。町は変わってしまっても人の心は変わらず強かった。
 この町は港町で、漁業が盛んだ。
けれど今回の津波で養殖イカダや、船を流され漁どころではなくなってしまった。
 私もコンブ結びの内職をしていたが、一年間はできなくなってしまった。コンブ結びの内職は、少ないながらも私の唯一の収入源だった。
 仕事はどこもなくなり、この町ではもう生きていけないと思った。しかし故郷への愛着執着は強くあり、どうしても町を離れられない。
 地震や津波にあっても、なにがあっても、この町は私の故郷だと思う。
 これからは私たちが故郷を明るくしていかなければならないという責任がある。
 私たちは、どこまでできるかわからないけれど、今を精一杯生きようと思う。
 地震と津波にはいろんな事を教えられました。本当にありがとう。
 そして気仙沼、これからもよろしくお願いします。共に生きて行きましょう。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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