第12回「愛の詩」

佳作

題名/手
氏名/アカシア


「これといった指導をした事も、私が手を貸すこともありません。出る幕なしです」
その小さな社会はいつも、先生のやさしいまなざしの中にあった。
短い休み時間の間に、それはあたりまえに、その場に居合わせた子どもが力をあわせる。教室の移動も無理なく柔軟に。クラスにただ一人の車イスの子は特別でもなんでもなかった。
懇談会の席で担任に聞かされた子どもたちの様子は、私たち親にどれほど希望を与えてくれたことか。
あたたかい手をもった子どもたちよ。その手はきっと夢をつかむだろう。けれど長い人生時間に追われる日もあるだろう。困難に向かう日々の中でさえも、その手をどうか出しおしみしないで…。小さな手で友と力を合わせたその手の感触を、遠い日のうつくしい思い出にしてしまわないで。

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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